COMICAZZ コミカス KOMIKASS by 河嶋好太郎-kas-rev-9-11
そんな教会島に侵入して
カスタニーを
助けなくてはいけない
ポルコ

さぞかし大変では
と思いきや
やっぱり数世紀を超えた文明力の差は
偉大です
ピサロ&コルテスの
例をひくまでも無く
火器と弓剣
では
ほとんど勝負になりません
ただし
ポルコはただひとり
です

夜陰に乗じて
フサインに案内された彼は
カラシニコフ突撃銃を
胸に
教会島に忍び寄ります
まるで
ランボー
ローヌ川の流れを泳ぎたどり着いた
ポルコ
こっそり衛兵たちをひとりづつ
ナイフで血祭り

しかしながらそれではまさに
ただの乱暴者
非情ではあってもの冷酷とは縁がない
彼もやっぱり
チャンドラーを読んでいたのです

さて
彼の作戦は閃光弾で衛兵たちの度肝をぬき
カラシニコフの
威嚇射撃で彼らを
降伏させる
というものでした
エイとばかりに戸口の衛兵めがけて
投げつけた閃光弾
轟音をはなち
炸裂すれども
衛兵たち微動だにしません
さてこれは

良く見れば
なんと彼らは人形ではありませんか
うむ
謀られたと動揺の
ポルコ
すかさず轟音を聞きつけた人間の衛兵たちが
飛び出してきました

その数わずかに
二名
かれはそのふたりをJUDOUで
なんなく川に放り込むと
カラシニコフを
バリバリバリと空に向けて連射
かくて
いとも簡単なる
カスタニー救出劇は幕を閉じたのです

ポルコが
鍵を開けると
「遅かったな、機械ブタ、待ちくたびれたぜ」
「よぅカスタニーの旦那、元気そうじゃないか。」
「ここはホテル暮らしみたいなもんだったな、
亡霊どものアトラクションもあったし。」
「ところで旦那、どうして俺が助けにくるって
判ってたんだ?しかも、人間になった俺がさ」
「忘れたか機械ブタ、お前が馬鹿にしていた
黄金のホタテのことを
ほらジプシーの占い女から買ったやつだ」
「ありゃただの貝殻だったはずだ」
「ところがどっこい、えらい代物だったのさ」
「なるほどそうだったか旦那、
そりゃよかった
ところで
俺はもう機械ブタじゃない
ポルコ
と呼んでくれ」


さあこの先どうなるの
というところで
復来週
チュース