COMICAZZ コミカス KOMIKASS by 河嶋好太郎-kas-rev-9-5
ポルコの頑張りで
かすり傷程度の怪我で
無事地上に降り立った二人です
デミトリーの指令では
フサインとアブドラの支援要員と
コンタクトを
とらなければなりません
彼らはアヴィニョンの郊外にある
ワイン農場で
待っているてばずなのです
危険を避けるために
街中の移動はさけてその農場を
目指さなくては
ならないのです
二人は
故障したローテ・ルフト号を林の中に
隠すと
デミトリーから渡された地図を頼りに
歩き始めようとしたのですが
なにやら
建物や道路などなど
目にするものと
地図とでは
ずい分違っているようなのです
二人は困惑しましたが
ローヌ川のほとりまでたどり着いたとき
幸い旧ローマ教皇庁を
見つけることができました
なんとか
これで自分たちのいる場所がわかったので
フサインたちの居所を
地図から追えそうでした
不思議だったのは
サン・ベネゼの橋は途中から川に流されなくなって
いるはずなのに
ちゃんと対岸までつながっていますし
教皇庁の城壁には
観光客ではなく
警備の衛兵が大昔のいでたちで歩哨に立っていて
あやうく見つかるところでした
これはきっと毎年の
演劇際の催しだと
二人は
考えたのですが
少しばかり腑に落ちませんでした
とにかく人気がないのです
彼らにはその方が
怪しまれずにすむわけですが
とにかく
待ちの暮らしにつきものの喧騒といったものが
まったく聞こえません
牛や馬そして犬の泣き声がときおり
風にながれてくるだけです
どういうことだろう
そういぶかしみながらも
とにかく
フサインたちに会わなければ
とい気持ちが
二人を
歩かせていたのです