シテの街外れにひっそりと
その瀟洒な邸宅はありました
「なんだか立派なお屋敷だなぁ。
ほんとにお招きに預かっていいのなか?」
「カスタニー殿、遠慮はいりませんよ。」
そうアブドラが薦め、一同屋敷へと入ってゆきました。
さてこの屋敷の主は、トゥールーズ伯を名乗る
カルカソンヌ子爵レイモン・ロジェ
・トランカヴェル。表向きはルイ王朝に忠誠を
立ててはいるものの、じつはアルビジョワ十字軍の
屈辱を晴らさんと陰謀をめぐらせる、
パルフェ残党の主なのでした。
フサインとアブドラ、実は子爵の命をうけ
カスタニーを探し求めていたのです。その彼ら、
折りよく時間孔の彼を発見、勇躍こうしてレイモン様の
もとへと連れ参ったというわけです。
なにを企んでいるのでしょう?
そんなこととは知らないカスタニー、
ドウナルノ?
つづく