カスタニーたちがやってきたのは
カルカソンヌの町でした


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「うおぉー、すごいところだね。フサインさん。」
「そうでしょうとも、この城塞はなんとローマの頃から
あったんですからね。」
「わたしは神聖ローマ帝国のプラハが故郷です。」
「ははは、カスタニーさん。Senatus Populusque Romanus.
ユリウス・カエサルのローマ帝国ですよ。」
「ほう、大昔ににもローマは在ったんだねぇえ。」
このせりふにフフサインとアブドラは大笑いです。
「旦那、あんまり恥ずかしいこと言わないでくださいよ。」
「そうかねぇ。」と気にかけぬカスタニー。
「みなさんトゥールーズ伯のお屋敷は、あの城壁の
なかにあるのです。」アブドラの声にうながされかれらは
まちへと向かいます。


このカルカソンヌは、ピピン三世がイスラームから

奪還したあと、トランカベル家の公国となり、

アルビジョワ十字軍の舞台となったところです。

カペー朝の王たちの攻撃に敗れたれた後、

多くの異端カタリ派が追放の憂き目にあったのです。

しかしながらわずかながら、追求を逃れた

パルフェたちもいて、彼らの末裔がいまでも

普遍教会に対する

怨恨を抱き暮らしていたのでした。


つづく