記憶の糸をたどる
ふたりの会話はみつける
していたか知らなかった?」
「彼には秘匿義務があったのね、きっと。ほら私たちの
契約にもそんな条項があったでしょう。」
「そうだね、君が読んでくれたね。
違反した場合は収監ないしは銃殺!」
「歌唄いのわたしたちにすらよ、そんな時代だったわ。」
「だからなにもしらないのよ、けど、、、」
「けど?」
「見たことがあるの。かれの宿舎でね、あるものを。」
「そのことイーゴリは知っていたの。」
「まさか。話してないもの。」
「へぇ初耳だよ、君が彼に嘘をつくとはね。それで、」
「ある日彼の部屋を訪ねたら留守だったの、
けど彼鍵を閉め忘れてたの。わたし中で待とうと思って
入っちゃったの、一時間位経っても帰らないから
退屈しちゃって。」
「まさか日記でも読んだの?」
「そんなことはしないわ。けどなんとなくワードローブをね、
開けて見ちゃったの。」
「なんでだい、そんなとこ?」
「ほらなんとなく、彼の服やなにかを見ていると、
そこにいるようなきがするでしょう。そうしたら、、、」
「なにかあったの?」
「ええ、人形がね、彼に瓜二つのこどもなの。」
そのドールにドクトルとカスタニーの関係を解く鍵がある?
つづく
