もしお馬鹿につける薬がご入用でしたら?
わたくしどもではこのようなご提案を、、、
「機械豚君、わしは知っておるんだよ、君の欲する
馬鹿の特効薬。錬金術師に不可能はない、どうだね
知りたくはないかな。」
「博士、そりゃもう。うちの旦那の馬鹿が直るのなら
願ってもないことです。」
「なるほど君のカスタニーへの友情篤きものですな。
その情に惚れ込んで教えてつかわしたいのだが、
ひとつ条件があるがよいかな。」
「もうなんでもござれです、どんなことですか?」
「それは、、、」と博士が切り出したのは、ほかならぬ
黄金のホタテ伝説でした。このホタテと引き換えに、
馬鹿薬を進呈しようというのです。
「そりゃなかなか難儀ですねぇ、博士。」
「機械豚君、よくよく考えてくれたまえ。わしのその薬の
効き目は完全無欠ですぞ、臨床実験での結果は
100%の馬鹿回復率。皆すべて常人へと帰還して
おりますぞ!」
ずいぶんと自信ありげなファウストに圧倒され、
機械豚はホタテ探しの条件を飲みこんでしまいました。
当のカスタニーはといえば、馬鹿が直るの話に有頂天
そそくさと巡礼へと旅立った、というわけでした。
マルガレーテ嬢との恋の成就を夢見るファウスト、
カスタニーはだましたものの、、、、
つづく
