カスタニーがぬれねずみでハンス親方の

家に帰ってみると、からっぽの部屋に

一枚の書付が、、、、、


COMICAZZ-090522kas
彼が興味にかられてそれを手に読んでみると、

なんとすてきな歌が書かれていた。

「こりゃすごいなぁ、いけてるいけてる。ハンスが

かんがえたのかなぁ?こいつを歌えば、

優勝まちがいなしだね。」と自分で節をつけて

みるのだが、もちろん音痴!けれども当人は、

「親方には申し訳ないけど、いいただき!」

カスタニーはその書付をポケットに忍ばせた。


さてハンスとヴァルターが長い練習を終えて

帰宅したところで、くだんの歌の書付のことを

思い出したのだ。とにかく曲をつけなけりゃ、

いうことだ。

「ハンス親方たしかにこのあたりに置いた

気がするんだけどなぁ。」

「そうだね、この辺にと、、」

二人でさがすが見つからない、どうしたものか、

とふたりは思案げ。だがいくら探してもでてこない、

ついにふたりはあきらめて、別の歌をときめたのでした。



そんなところにカスタニーがあらわれ、

明日の大会のけいきづけとワインを

みんなにふるまったのです。

ほぅ、やッぱり彼もすこしは

気がとがめたというわけですネ。



こんなふうにして、前夜は過ぎてゆきました。

つづく