ヴァルターがハンスの家に

練習しにやってきた。歌のまえに

かれはなにやら話しがあるようだ


COMICAZZ-090520hans

「ハンス親方、じつはねぇ今朝、すごい夢をみたんだ。」

「どんな?」

「なんとエヴァが現れて、僕に優勝してとささやくのさ。

どうだい、まいったなぁ。」

「ふん、そんなこと。さあ練習!君には才能があるけど、

マイスターの規則を習得しなけりゃな。」

そういうハンスをおしとどめ、ヴァルターはこういった

「それだけゃじゃないんだ。なんと、彼女は僕に素敵な

歌まで教えてくれたのさ、これがとっても最高なんだ。

ほら書き留めてもってきたよ。」

かんしんなさそうにハンスはその歌に目をとうした。

「おっ、うーんん。ほんとにこれは夢の歌なのかね。

なんとも気高く美しいじゃないか。」

「そうだろう。ぼくはこの歌をうたうことにしたよ。」

「なるほどいいね。じゃ練習といこうか。」

こうして二人は例の原っぱへとでかけてしまった、

その歌の書付を忘れたままに。






さてこの大事な歌が、さぁ大変

というところで、つづく