姫はファウスト博士講義の日を、
大変楽しみにしています。
実は彼、ほんとに博識で努力家なんです。
なのに、ほら、、、、、
「博士、今日の講義はなんでしょう?」
「姫様そのまえに、どうぞこちらを。」
「あらそれは、なんと美しいこと。」
「そうでございましょうとも、しかしながら
姫様の麗しさに比べれば。」
「それをわたくしに?」
「遥か東、オスマン帝国をこえアラビア海の
果てにセイロンという島がございます。
そこは、宝石の里とも申すべきところ。
この、蒼水晶の壷もその島より
渡来いたしたものです。どうぞ姫様。」
「それはそれは、なんとも、、、」
「しかもただ美しいだけではござりません。
不思議なことに、この壷は自然と世にも
妙なる甘美の香りをはっするのです、、、、」
「感謝に絶えませんよ、ファウスト博士!」
というわけでファウストは壷を姫様に、
ところでその香りにちと秘密が。。。。。
つづく
