ビンテージMorrisのピックアップ加工(3) | 熟年フォークユニット「R50」公式ブログ

 

ビンテージMorrisのピックアップ加工(1)

ビンテージMorrisのピックアップ加工(2)

 

 

「R50」のざんくです。

 

友人のプロシンガーソングライター「I」さんから頼まれた

80年代初期のアコギMorris MD256TS」に

高級ピックアップ「L.R.Baggs ANTHEM SL」を

取り付ける作業の第三弾です。

 

今回の一番重要な加工ポイント、

アンダーサドル素子の取り付けです。

 

「L.R.Baggs ANTHEM SL」のピエゾ素子は

平べったくなっていて、厚さ(高さ)が0.8mm。

幅は2.5mm。

 

ピエゾ素子の高さ(0.8mm)分、サドルの底辺を削ります。

薄くラインを引いて、万力に挟んで鉄の平たいヤスリで

慎重に削っていきます。

 

平たいテーブルに置いて

底辺が均一に削られているか何度もチェック。

こうしないとピエゾ素子に正確に振動が伝わらず

濁った音になります。

 

次にブリッジの溝の両端に

ピエゾ素子を通す穴を開けます。

ピエゾ素子にストレスを与えないように

斜めに開けます。

今回は3mmのドリルで丁度良かったです。

 

6弦側のボディ内供からピエゾ素子を通して

1弦側の穴に先っぽを突っ込みます。

 

先ほど底辺を削ったサドルを入れるのですが、

このサドルは溝幅に対して薄すぎてグラグラ。

これだと弦を張った時に密着面が斜めになってしまい、

サドルの底辺がピエゾ素子とぴったりくっつかず

良い音になりません。

 

ここからは今までいろいろやってみた経験値からの自己流ですが、

厚みを調整するため今回はサランラップを使いました。

 

ちょっときついかな、という厚みになるまでラップを重ね、

専用のクランプで軽く締めます。

締めすぎるとトップ板やブリッジにダメージが起きる場合があるので、

軽く、少しずつ締めていきます。

 

はみ出たラップはカッターで切れば

バッチリです。

他にも薄い塩ビフィルムを使ったり、テッシュペーパーだったり、

アルミホイルを使ったり、ケースバイケースですが

弦の振動を損なうような素材でない方が良いので、

いろいろ試行錯誤しています。

 

この段階で一度弦を張ってみます。

 

弦高はデフォルトの状態とほぼ同じ2.1〜2.2mm。

 

計算通りでした。

 

 

ここまできたらあと一息、

次回はコンデンサーマイクとコントローラーを取り付けて

完成です。