日本の高齢化、定年後(老後)の暮らしについて考えさせられる作品。Paravi(パラビ)で見つけた大泉洋主演の同名ドラマから入りました。面白かったけど、終わりがちょっと中途半端な気がして、原作はどうなってるのかと電子書籍で読んでみました。

プラチナタウン

<あらすじ>

大手総合商社(四井商事)に勤める主人公(山崎鉄郎)は海外赴任の経験もあるエリートだ。会社の荒波を乗りこなし、より高みへと昇りつめる計画が、ある日突然打ち砕かれた。

上司の機嫌を損ねた者の末路は決まっている。本部から異動させられ戻ってくることは叶わない。子会社や関連会社に出向していく。鉄郎は荒れた。

 

時を同じくして、宮城県にある小さな町(緑原町)に事件が起きた。今のご時世どの市町村でも地方は人口減少が止まらない。若者の流出、それによる地域住民の高齢化。そんな中で周辺地域が宮川市への合併話が持ち上がったが、緑原町だけ合併できないという。

理由は高額な借金。その額なんと150億円。

この窮地に町役場総務課の熊沢健二(通称クマケン)が町一番の高学歴を持つ鉄郎に目を付けた。

「あんだ、町長さなってけねぇべが」

 

数年経てば町は破産し財政再建団体の手によって職員の大幅リストラされ、公共機関は閉鎖や縮小、目に見えて衰退している町の町長になるか、出世街道を外れ給料も上がらずそれでも子会社の社長ポストにしがみついて人生を老いてゆくか。

どうする、鉄郎。-----

 

<感想>

話は鉄郎が故郷に帰って町長になって、四井商事に委託して老人施設のテーマパークを作るまでを描いているが、ドラマとはでてくる人物やストーリーはまるで違いました。

 

プラチナタウン、語っている人物も違うので、ドラマから見た私は、脚本家の凄さを感じるました。

見せ場といえば利権争い。土着の古巣議員(通称カマタケ)と四井商事から派遣され運営の企画担当になった渡部和美のやり取りは面白い。

 

ドラマでは鉄郎の元恋人との復縁疑惑、四井商事のライバルとボランティア活動繋がり、老人ホーム構想への導入部分、町役場の配役、カマタケとの因縁対決が次々に起こり解決していきますが、原作では鉄郎は結婚して子供も大きいし、実家の酒屋はすでに畳んでトラクターの展示とかしてるし、場所がそもそも宮城だし、四井商事でプランが進行していたり、社長肝入り事業になってたりカマタケが議員辞職しある事をしてバッシングを受けたりとその違いにビックリしましたが、結果もう少し先の話まで読みたかった感じが残りました。

 

■書籍データ

 

初版  :2008年7月23日

著者  :楡周平(にれしゅうへい)

発行  :祥伝社

 

ジャンル:小説・高齢化社会・老後の生活

 

Paravi(パラビ)プラチナタウン第5話:https://www.paravi.jp/watch/94

 

 

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