ここのところ、映画三昧の日々です。
この夏は、面白そうな映画ばかりで本当に迷ってしまいます。
今回観たのは、
『ハゲタカ』
2007年に放送されたNHKドラマの劇場版です。
時代は金融危機の前夜。中国系巨大ファンドが、日本の大手自動車メーカー「アカマ自動車」の買収に乗り出してきた。企業再生家の芝野は、かつて「ハゲタカ」と称された伝説のファンドマネージャー、鷲津に「アカマ自動車」の防衛を依頼をする。相手はかつて鷲津が働いていたホライズン社の後輩、劉。巨大資本を背景に辣腕を振る劉の前に、早くも圧倒される鷲津。はたして鷲津は逆転が出来るだろうか・・・・
という感じのストーリーです。
テンポがよくて、二時間以上の映画とは思えない内容の濃さで、堪能することが出来ました。ドラマは観る機会がなく、前知識も乏しいおじさんでしたが、十二分に楽しめました。というよりも、ちょっと考えさせられるところがありました。
特に考えさせられたのは劉のこの台詞。
「地獄だね、日本は。生温い地獄だよ」
アカマ自動車で働く派遣工、守山に対して劉が言ったセリフです。少なからず日本人が感じている今の日本の閉塞感を端的に言ったセリフだな、って思いました。その「生温い地獄」と評した現況を、それぞれの立場の中で打破しようともがく登場人物たち一人ひとりの行動に、ひきつけられるように見入ってしまいました。そうなるとあっという間です。130分は。
この夏、久々に自信をもって薦められる映画です。
では