とても楽しい舞台でした。
原作は『二人の貴公子』というシェイクスピアの喜劇。
喜劇なので笑いがあるのは当然なのですが
ここまで軽やかで明るくて楽しいシェイクスピアは初めて観たかも。
まず、和楽器の演奏に合わせた群舞に心を持っていかれる。
このタイプの踊りが大好きなんですよ。
ダンスのレベル高い!と思ったら
アンサンブルさんにダンサー枠がありました。
いや、ダンサー枠じゃない人たちも凄かった~。
W主演の二人はまるで双子のように対で出てくることが多く
出番が同じ分量になるように気を遣ったのかと思うほど。
セリフはもちろんシェイクスピア独特のものなのだけど
掛け合いはほとんどコントで楽しかったです。
2011年に初めて『Shock』のチケットを取り(こちらも生協で当選した)
楽しみにしていたのですが、震災で公演中止に。
7年越しで見ることができた生堂本光一くんに興奮気味だったのは内緒。
二人に惚れられる姫の役は音月桂さん。
『フランケンシュタイン』のジュリアの時もすごく好きだったのですが
今回も良かったな。
歌は特別上手いとは思わないのですが
きっとわたしの脳みそに声の波長が合うのですね。
そういうレベルで好きです。
上白石萌音さんは「舞妓はレディ」でしか見たことないのですが
すごく可愛い子だなと思ってて楽しみにしてました。
舞台でも可愛かった。歌声も透き通っているけど力強い。
まだ大学生なんですよね。これからが楽しみです。
島田歌穂さんはさすがの貫禄で舞台を引き締めていました。
岸祐二さんにも久々にお目にかかれて嬉しかったです。
楽しいだけで終われる舞台っていいですよね。
あ、でも最後の方で泣いてる人が周りに何人かいたので
受け止め方は人それぞれかも。
わたしはただただ楽しいだけでした。