少し前のことです。

 

学童でいつものように「お帰り~」と子どもたちを出迎えていると

3年女子のNちゃんがわたしの顔をみて

「ああ、今日はこみがいて良かった」と本当に嬉しそうに言いました。

 

言っておきますが

わたしは子どもたちに特別好かれているわけでも人気があるわけでもなく

Nちゃんとも特に相性がいいわけでもありません。

なので少し不思議に思いました。

 

「あのね、8月15日に宝塚に行くの。チケット取れたの。轟悠さん知ってる?」

「良かったね~。轟さん、名前はよく聞くよ。ファンなの?」

「大好きなんだ。あとね、○○さんと△△さんと(中略)カッコいいの!!」

「へえ、詳しいんだね。お母さんも宝塚ファン?」

「ううん。おばあちゃん」

 

謎が解けました。

この週はわたしは月曜日が休みで、この会話は火曜日のこと。

きっと日曜日にチケットを手に入れたんですね。

それで嬉しくて早く誰かに言いたかったのに

学童で唯一これ系の話が通じるわたしが

月曜日に来てなくてがっかりしたんだと思います。

 

 

そして昨日のこと。

 

一人でレゴ遊びをしていたNちゃんに「何作ってるの?」と話しかけると

一通り作品の説明をしてくれたあとに

 

「今度観にいくの『凱旋門』なんだって。大人でも難しいんだって」

「そうだね。雪組の『凱旋門』だよね(調べました)。話は難しいと思う」

「うん。だからね、2部のショーがすごく楽しみなんだ」

「そうだよね。ショーはきっと楽しいよね」

 

「でね、トップさんと2番手さんと娘役のトップさんにお手紙書いていくの」

「すごいね。いいね~。小学生からのお手紙なんて、みんな泣いて喜ぶよ」

「でもさ、轟さんにお手紙渡せるかな~?」

「えっ、直接渡すって事?」

「違うよ。直接渡せるわけないじゃん。マネさんに頼めば渡してもらえるのかな」

「そりゃ、渡してもらえるでしょう。捨てるわけないし」

「そうかな~」

「あとさ、受付に預けたりしないの?わたしはいつもそうしてるよ。

あとは楽屋口の警備員のおじさんに頼んだり。宝塚じゃないけどね」

「そうなんだ。とにかくお手紙を書かなくちゃ」

「轟さん入れたら4通ね。がんばって。絶対に喜んでもらえるから」

 

それにしても、トップさんだの、2番手さんだの、マネさんだの

慣れた口調で言うのには驚きました。

おうちで宝塚ファンのおばあちゃんとこういう会話をしてるんでしょうね。

 

ほんの少しジャンル違いだけど、仲間が増えて嬉しいです。

わたしもお手紙書こうっと。