6月20日に父が亡くなりました。

夕方弟が仕事から帰ると冷たくなっていたそうです。


12年前に母を亡くした父は、弟二人と男3人で暮らしていました。

3年前に肺がんと診断され、ちょこちょこと入退院を繰り返してはいましたが

この日の朝もコーヒーを飲み、バナナを食べて

仕事に行く弟を「いってらっしゃい。気をつけてな」と送り出したそうです。



その日の夜中、わたしが駆けつけた時には、父はまだ警察から帰ってきていませんでした。

自宅で亡くなると変死扱いになり警察で検死されるという事は知っていましたが

まさか自分の父親がそんなことになるとは夢にも思いませんでした。

警察に付き添った弟たちは取調室に入れられ

生命保険の有無等、何度も同じことを聞かれたそうです。

「検死の結果、首を絞めた痕や殴打痕は認められず事件性はないと判断しました。」

弟たちはそういった説明を受けて家に帰され、次の日の朝、父を迎えに行くことに。



警察から帰ってきた父はまるで眠っているように穏やかな顔をしていました。

一人で逝かせてしまった事で、どんな最期だったのかがとても気になっていましたが

少しだけホッとしました。



葬儀は遺族が悲しみにくれている暇がないように執り行うと聞いたことがあります。

たしかに、通夜、告別式、初七日と、父を無事に送り出すことに必死で

悲しいとかつらいとか考える時間はなかったように思います。



おかげさまで父は無事に旅立っていきました。



今年は母の十三回忌です。

日程的に考えると父の四十九日と母の十三回忌は同じ日になってしまうので

父の四十九日をやって、新盆を迎え、そのあと母の十三回忌をやることにしました。

8月は毎週のように法事です。そして8月はわたしの誕生月でもあります。

いつもならバースデー観劇~とたくさんチケットを買い込んでいるところですが

今年は何をどう観ようかと悩んでいて、なんと1枚もチケット買ってないんです。

こういうのを『虫の知らせ』というのでしょうかね~。

チケット捌かなきゃと悩む必要なし。 


どんと来い!法事!



葬儀の最中、読経を聞きながら

イイ声だぁ~(*´▽`*)と幸せに浸ってしまったわたしは正真正銘の声フェチです。