カロリー制限が免疫力をあげて、アンチエイジング効果も発揮することはきのう書きました。
とすると、いやなカロリー制限も頑張るモチベーションとなりそうですが、ストレスはストレスで減量とアンチエイジングのじゃまをするので、カロリー制限の健康効果を最大にするには、そのストレスを減らすことが重要になってきます。

それを減らす個別的な方法はいろいろあるのですが、そのまえに、最近も続々とその健康効果が報じられている、「地中海式ダイエット」(日本では新オリーブオイルダイエットなど。詳しくはこちら)の効果を示す、ナポリ第二大学が行った興味深い実験とその結果をレポートします。

☆20歳から46歳の、肥満(BMI30以上)ながら健康な女性60名を対象に、地中海ダイエットを指導し、運動ふくめた日々の活動量を増やすことと合わせて実践してもらった。カロリー計算はしない。

対象グループ60名には、アメリカ心臓病協会の推奨する、一般的に健康によい食べ物の選択と運動方法をアドヴァイスしたのみ。

☆地中海式ダイエットとは---、
油はオリーブオイルをつかう。
魚と果物と野菜をたくさんとり、低脂肪の肉や卵も適量とる。
白い穀物を減らし、茶色い穀物を増やす。
炭水化物から摂るカロリーを減らし、タンパク質から摂るカロリーを増やすようにする(炭水化物を極端に減らすわけではない)。
というのが基本です。
私にいわせれば、王道の代表。

そして二年後。
どちらのグループも体重を落としたのですが、地中海ダイエットを行っていたグループはのほうが、大幅な体重減でした(BMI平均で4.2ポイント)。

地中海ダイエットの勧める食材や食べる頻度をまもっていただけで、カロリー計算をしていたわけではないのに、ダイエットに成功しています。

それだけでなく、地中海ダイエットのグループのみ、体内の炎症を測る指標になる、CRP、IL-6、IL-18などの数値がどれも大きく下がっていて、体内の炎症がおさえられていることがわかった。
さらに。アディポネクチンという、脂肪の代謝を促進や食欲抑制にかかわるホルモンの値も大幅にあがっていた。
また、インスリン感受性も向上していた。

このことは、すべて、太りにくく、適正体重を維持しやすい体質に変わったことを示しています。

このダイエット方法で痩せた女性たちは、カロリー計算によるストレスを受けることなく、体重を減らしただけでなく、将来的にも太りにくくなる体質を準備できたといえます。

しかも、研究者たちが計算してみると、彼女たちの摂取カロリーは結果、約15%くらいへ減っている。

15パーセントのカロリー制限というのは、ストレスの多くない範囲と、メフメト・オズ医師なども推奨する数字です。

地中海式ダイエットは、カロリー制限のストレスを最小にしながら恩恵を受ける、ひとつのすぐれた方法だとおもいます。
虹
カロリー制限のストレスを減らす個別的な方法や、カナビノイドとよばれるやっかいなホルモンとどうつきあうかについては、次の機会にレポートしますね。

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