カロリー制限することそれ自体がストレスを生み、身体を痩せにくくするという研究の結果が先週、発表されていました(詳しくはこちら)。

今度は、カロリー制限をすると、からだがそれに適応して自然に活動量を減らそうとするという実験結果がオレゴン健康科学大学のチームにより発表されました(付記)。

実験は、高脂肪食を数年に渡り食べた18匹の赤毛猿を使って行われました。
そして、30パーセントカロリーの低い、低脂肪食に切り換え、活動量を首につけたモニターで測定し続けます。
一カ月ごとに、体重を測り、活動量との関係を分析。
2カ月目にはさらにカロリーを制限する。

結果① どの猿も体重は目立って減らなかった。

なぜか?それは---、

結果② どの猿もカロリー制限を始めてから活動量が減った。
結果③ カロリー制限をきつくした2カ月後、猿の活動量はさらに減った。


実験を指揮したジュディ・キャメロン教授はこう分析します。
この研究結果からわかることは、カロリー制限に対応する自然な仕組みが体には備わっているということです。人類にも動物にも、食物はつねに十分にあったわけではない。その変動に適応する戦略を身体が発達させてきたようにみえるのです

つまり、カロリー制限をすると、からだは本能的には動きたくないとおもい始めるということです

ま、人間はカロリーを制限したじめたからといって猿みたいにじっと動かなくなるということはないでしょうが、意識的にからだを動かすようにして本能に逆らう必要があると言えそうです

上の実験の比較グループ、通常の食事を与えられ毎日一時間ランニングマシンの上で走った猿たちは確実に体重が減ったそうです。

このことを考え合わせると、 カロリー制限だけで運動を伴わないダイエットは痩せにくいとも言えると思います。

ダイエットに停滞期というものができがちな理由に、また新たな説明が加わったようです。
虹
私は、ダイエットするときはカロリー計算をせず、むしろ食物繊維の量や明らかに血糖値を急激にあげる食品を知っているほうが有効だと考えています。ストレス少なく、結果、摂取カロリーと吸収されるカロリーの両方が自然に減るはずなので(肥満治療などの場合は別だと思いますが)。

付記 同大学の4月13日付ホームページ記事より。元の論文は、The American Journal of Physiology誌4月号。関連記事はあちこちに多数出てました。
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