またも大豆を積極的に食べる理由が増えそうです。

ある種の大豆----
β-コングリシニンがタンパク質に多くふくまれる大豆に、
根本的に脂肪増加を抑える働きがあると、
イリノイ大学のチームが、先頃、発表しました(付記1)。

ベータ・コングリシニンの豊富な大豆は、
脂肪合成酵素の働きを阻害する
(=体脂肪がたまりにくくする)だけでなく、
消化されると、脂肪細胞によるアディポネクチン
という物質の合成を増やし(付記2)、結果、
脂肪の代謝を促進することも裏付けられたそうです。
虹
アディポネクチンが増えると、
インシュリン感受性、抗炎症反応も高まることは
すでに定説になってきています。とすると、

これは根本的な脂肪増加対策になる可能性が期待でき、
原理の解明が楽しみです。

β-コングリシニンに中性脂肪を減らす働きがあることは、
数年前から、京都大学の研究など多くの情報を目にするように
なっていました。
日本は、大豆研究だけでなくβ-コングリシニン研究も先進国なの
ではないでしょうか。
β-コングリシニンを利用したとするサプリや、
β-コングリシニンの豊富な大豆のブランドもあるようです。

今回のニュースは、
原理的にダイエット効果を持つことが期待されるということで、
β-コングリシニンの株はさらにあがりそうです。
きっと続々と製品も出るでしょう。要注目です。

とはいえ、有効成分を単離するよりは全体で摂ったほうが
結果体内で活用されやすいというホールフードも一方の流れですので、
ダイエット効果がより高い大豆(β-コングリシニンが豊富なもの)
が早く普通に選べるようになることを
期待しておくことにします。

大豆を食べていれば、
含有比率はさておき、β-コングリシニンは摂れます。
しかも、食欲を減らすペプチドや食物繊維の
ダイエット効果もえられます。さらに、
ガン予防その他、数多くの恩恵にあずかれるわけですから、
大豆食品に慣れ親しんだ日本人として嬉しいニュースでした。


付記1"Better Health Research"他、4月2日付の数紙より。
発表は、Molecular Nutrition and Food Research,
FEBS Journalなどに今年載ったとのことです。
付記2 アディポネクチンについてはこちらのレポートもごらんください。