毒出し 黒豆ダイエット』(チョン・ジュヨン著)。
4カ月で51キロの減量に成功した韓国の若者の、
実体験をふまえたダイエット本です(韓医学博士が監修)。
去年韓国で話題になり、日本語訳も出ました。
日本でも数日前テレビ番組で紹介され、
「スーパーから黒豆が消えて」いるそう・・・。

黒豆ダイエットのポイントは、
☆開始初日は、蒸した黒豆と豆腐だけを
調味料を加えずに三食とも食べる。
☆二日目以降は、朝食は、蒸した黒豆と豆腐だけ食べる。
どちらかだけの日があってもいい。
基本、調味料ナシだが、
酢や低脂肪ミルクやキムチなどを加えてもよい。
☆昼食は、GI値(食後の血糖値上昇の速度を食品ごとに数値化したもの)
の低いものを選んで食べるようにするだけで、他は自由。
☆夕食は、軽く、八時までにすます。
☆週3回、30分づつ、ウォーキングをする。

以上を続けるだけ、というダイエット方法です。

著者による注意事項・お勧め事項は、
☆水をたくさん飲むようにする。
☆ゆっくりと食べるようにする。
☆よる8時以降は水以外絶対に何もおなかに入れない。
☆野菜を多くとる。
☆化学調味料・添加物の入った加工食品・ジャンクフードは避ける。
☆豆、半カップ、豆腐半丁、豆乳2~3カップがお勧めの量。
☆調味料に慣れた味覚を変えることも目的にして、
食生活をこれを機会に変えようという提言もあります。
虹
なるほど。
これは痩せるだろうと納得できる方法ではあります。
私のなりのこのダイエット方法の長所短所を挙げます。

長所jとおもう数点。
☆食物繊維を豊富に摂れる。
食物繊維の持つダイエット・デトックス効果を享受できる。
☆味覚のチューニングに留意している点。
☆黒豆は100グラムに35グラムのタンパク質(この本による)
をふくむことと、昼と夜のメニューがほぼ自由なので、
タンパク質の不足も招きにくい。
☆よく噛む・野菜を多くとるという提言は続けやすく、
リバウンドリスクも減らすと思われる。
☆著者は105キロあったひとだということもあるでしょうが、
脂肪をまず落とすダイエット方法として、悪くない。

短所とおもう数点。
★ある種の朝食置き換えダイエットなので、飽きそう。
★夜八時以降食事しないのは、毎日健康診断前のようでつらそう。
★数カ月も毎日黒豆を食べるならば、大豆に対するアレルギーがないか
どうか調べておかないと不安。
★不飽和脂肪とひとくくりにしているけれども、
このダイエットをするなら、
脂肪の種類についてもう少し自覚的でありたい。
というのは、黒豆は比較的高脂肪で、
かつオメガ6脂肪酸の割合が高い部類の食品なので、
魚を意識的に食べるとか、オリーブオイルを加熱に使う
など留意したほうがよいと思われる。
★GI値を重視しすぎている。
たとえばニンジンはGI値は高いが血糖値を急速にあげる
わけではない(付記1)。
GI値を知っていることは意味はあるけれど、それよりも、
それぞれの食品の、カロリー対比の繊維質と栄養素の量
を知っておくほうが有益とおもいます。
その食事の数品が胃のなかでまざりあったときに、
どういう栄養と繊維をからだにもたらすかの知識のほうが、
GI値を知るより有効なはず。
★週3回、30分の推奨運動量はちょっと少ないとおもう。
★著者は黒豆朝食を続けてリバウンドしていないのだけれど、
普通の食生活に戻ったとき、
週に3日30分のウォーキングだとリバウンドのリスクがあると思われる。
よく噛む、野菜を多くとる、食物繊維量に気をつける、
加工食品をやめるなど、
この本のなかで提言されている食生活を
ダイエット期間終了後も続けたほうがよさそう。
かつ脂肪酸の摂取の仕方に注意、運動量をお勧めより増やす。

さて。私はこのダイエットを試みるかというと、
体重が100キロあったとしてもやりません。
上記の理由の他に、黒豆だけというのが納得しづらいこと、
朝から味気ないにもほどがあるとおもうこと、
消化にパワーのいりそうなものを朝から食べていたら、
午前中から眠くなりそうですし。


付記1ギャランド博士のメタボリックダイエット』などによる。