去年、115人の被験者を対象にアメリカで行われた研究がありました。ガムを噛む噛まないで二つのグループに分けて、効果を比較したものです。結果、その研究が効果ありと認めたのは、
☆空腹感と過食(とくにお菓子など間食の)を減らす。
☆眠気を減らす
この研究はリングレーガムがスポンサードしている大学をふくむ研究機関が行っているので、読み解くのにリテラシーを要しますが、引き続きガムの効用についてさまざまな研究を行っているそうです。リングレーガムのホームページhttp://www.wrigley.com/global/index.aspx には、ガムの効用として、☆口腔の健康に寄与する。☆ダイエットに役立つ。☆ストレス軽減効果の3点を研究結果をふまえて謳っています。
過去の記事でレポートしましたが(こちら )、大分大学の実験でもガムが空腹感を減らすことを認めていましたし、ドイツでもガムが集中力を増進する効果を認めているものがあったそうです。
いずれにしても、ダイエット効果を期待する場合は、シュガーレスガムが使用されています。
ガムは咀嚼の便利なツールというふうに私はとらえています。ガムの効果の多くは咀嚼によるものだからです。なので食物繊維の豊富な噛みごたえのあるものを食べる、とか、××回噛む、という昔からの教えにも同様の効果が期待できると考えています。しかし間食したくなったときとか、タバコを吸いたくなったとき、かわりに食物繊維豊富なものを噛むのもなんだか妙なので、ガム登場となるのでしょうね。
ガムを噛むときの注意点は、過去記事↑にも記しましたが、☆そこそこカロリーのあること。☆アスパルテームという人工甘味料が使われていることが多く、この物質の安全性には疑問を投じる人もいる。追加注意事項は、アメリカのウィキによると、ガムベースにときとして使われる酢酸ビニルには発癌性の疑いがもたれているとのこと。常用する場合は、ガムベースの種類をみて選ぶか、明記されていない場合はメーカーに問い合わせるなどするのは慎重すぎるかもしれませんが、安心です。妊娠・授乳中のひとはやめておいた方が安心でしょうし、健康に不安のある方は、成分をよく検討してから噛んだほうがよいとおもいます。アメリカの健康留意者(?)向けガムには、ガムベースの材料が明記されているものが多いです(Xylichhew Gumなど)。
さらに。一週間ほどまえに読んだ米国発の記事に、「ガムは口のまわりの皺を増やす?」というものがありました。何人かのお医者のことばを引用して、まとめたもので、実験の結果その可能性があきらかになったとかいうのではありません。臨床医として経験的にそう感じるという医師の発言を3~4紹介しています。「ガムは口まわりの筋肉を鍛えるけれども、度が過ぎると、肌の弾力性を減らすのかもしれない」など。同時に、この記事は、上記のリングレーガムの研究や、ガムの効用を支持する医師のことばも引用し、ニュートラルに結んでいました。微笑ましかったのは、「ガムは皺を増やすかどうかわからないけど、そうだとしてもそれはよく笑うと笑い皺が増えるというのとおなじようなものじゃないのかな」みたいな発言を紹介しているところでした。http://www.msnbc.msn.com/id/35766796/ns/health-oral_health/
余談ですが---。
アメリカのウィキペディアによると、アメリカの軍隊はガムを兵士に配って噛むことを奨励していると紹介されています。集中力が増すことと、口腔の衛生を期待してとのこと。閲兵式なんかでもガム噛んでるんだろうかと気になったり。余計なお世話ですが。また、シンガポールはガムの所持自体が禁止されているそうですね。マナーに反することが多かったからそんな法律ができたらしいです。薬効のみとめられたガムだけ薬屋で買えるというふうに近年緩和されたとも。アメリカとシンガポールの首脳会談でその禁輸(?)をめぐり話し合いがもたれたのではないかという憶測も示され、話が大きくなっています。ただ輸入食材と外交の関係はあると私はおもっています。日本もずいぶん押しつけられて輸入しているはずです。リングレーガムの研究をどう読むかにも通じるリテラシーを持つ必要を感じます。サプリメントに対して厳しい規制がなされがちなのは、製薬会社のロビー活動が無縁ではないでしょうし、有害かもしれないと専門家から指摘されながら添加物が認可される背景にも政治利権が関与していると私は考えて、疑い深く、添加物には注意しています。