「世界の美女になるダイエット」と「原始人ダイエット」を比較してみると、びっくりするほど共通しています。
目指すのが美女でも原始人でも、ほぼ同じダイエット(食習慣)になるのでしみじみします。
以下、美女と原始人の共通点です。
①野菜と果物を多くとることをこころがける。
②乳製品はひかえる。
③ナッツ類を積極的にとる。
④抗酸化作用をもつ食材を多くとる。
⑤食物繊維の豊富な食品を積極的にとる。
⑥オメガ3脂肪酸を多く含む食品を多くとる
(オメガ6とのバランスに注意する)。
⑦白砂糖はダメ。甘みは蜂蜜など人工甘味料ではないものか
らとる。
⑧タンパク質を積極的にとる。
⑨魚・赤身肉・卵・低脂肪肉を積極的にとる。
⑩オリーブオイルはおすすめ。
⑪じゃがいも(澱粉の多い根菜)を推奨しない。
⑫生の状態でとれるものは極力、生でとる。
⑬加工食品(食品添加物)はとらない。
⑭細胞レベルの炎症がおこらないように食物をえらぶ。
⑮マーガリン・ショートニングなどトランス脂肪酸を含む食品は避ける。
⑯スパイス類は積極的にとる。
他のまっとうなダイエット本、たとえば、「メタボリック・ダイエット」にも②⑪以外はすべて共通です。
相違点は。
①塩。「原始人」は極限まで減らす。「美女」は適量とる。
②穀物。「原始人」は極限まで減らす(炭水化物は野菜・果物から)。
「美女」は精製した白い穀物ではなく、全粒の茶色い穀物を積極的にとる。
④豆。「原始人」は大豆・豆腐・豆乳ふくめて勧めない。「美女」は積極的にとる。
⑤発酵食品。「原始人」はイーストをふくむものをとらない。「美女」はおすすめ。
「メタボリック・ダイエット」は、これら相違点については、すべて「美女」と同じです。
ストレスマネジメントについての重要性を強調するところも同様です。
私の考えでは、「美女」のいうことに間違いはない。「原始人」はちょっと厳格すぎてつきあうのがなかなか大変というところでしょうか。
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「原始人」への私の疑問は、
①やはり料理はおいしく食べたい。
②塩はつかいたい。カリウムを食品から多くとればいいのでは。
③石器時代には人間だけでなく鳥や牛も野生だったわけだから、餌も無農薬(あたりまえだ)の
自然からとっている。だけれど、現代の動物は、餌がすでに農薬、遺伝子操作、抗生物質で
不純物に満ちているし、魚も海洋汚染の影響で有害物質を蓄積している。
出所のわかる鶏肉や穀物+豆からタンパク質をとるのを並行したほうがよいのでは。
④この厳格なダイエットは外食をしていては続けられないし、自炊するにしても材料費が高い。
「世界一の美女になるダイエット」は、何度もこのブログで言及していますが、
タイトルの印象とは違って、ごくまっとうでよい本だとおもっています。
項目ごとにごく手短に美女は語るので、その栄養学的・医学的根拠などに興味ある場合は、
たとえば、「メタボリック・ダイエット」のような医師・栄養学者の著作にあたるというのがよい
とおもっています。
「原始人」も栄養学者が提唱していますし、上に書いた疑問に対してこたえてくれるもの、
ゆるやかなレシピを提案するものも、同種の本が多数でていますのであるかもしれません。
いずれにしても、朝バナナダイエット(美女はこのダイエットをリバウンドするという理由で
名指しで否定しています)やりんごダイエット、アトキンスダイエットなど
一部のローカボダイエット、××するだけだけダイエットよりも
原始人のほうがまっとうなことを言っているとはおもっていますが・・・。