低脂肪・高タンパク・高食物繊維。
私がひよこ豆を知ったのは10年以上前、
ファーストフード大好きでタバコも毎日1箱以上、
人間ドックの女医さんに、各種検査の結果をみながら、
「この数値をみただけでね、
あなたの荒廃した生活がよーくわかります」
と突き放すように言われた頃のこと。
銀座のカレー店「ナイル」で、
これ何だろうと思いながら注文したチャナマサラ。
かぐわしいクミンとシナモンとコリアンダーが混ざり合って卵ボーロだか
キスチョコみたいなものを包んでいる。
(その頃はスパイスの名前なんてコショウくらいしか知りませんでしたけど)。
ジャガイモをわざわざ丸くくり抜いたのか、それとも小さな栗の一種か?
と思って店のひとに尋ねると、
「インドの豆ですよ。チャナ豆ね」と教えてもらったのでした。
調べると、英語でチックピー、スペイン語でガルバンゾ、
日本語でひよこ豆というらしいと判りと、さっそく購入。
豆の形をみて、一目惚れです。
鳥好きの私にとってたまらない形状。ふくふくのすずめやひよこがくちばしをちょっと上に向けているような姿なのです。
インドの品種はちょっと小粒なようですが、小柄なひよこなんだろうと私は理解しています。
いろいろな国で名前をもらい世界のあちこちで愛されることだけのことはある。
かわいいだけじゃなくて、この豆はほんとうに偉いのです。
栄養成分―――。
茹でたもの100グラムに、
タンパク質9.5グラム。
食物繊維11.6グラム。
脂質2.5グラム。
ビタミン、ミネラルも豊富です。
ちなみに大豆は、
同じ水煮100グラムに、
タンパク質16グラム、
食物繊維7グラム、
脂質9.0グラム。
ビタミン・ミネラルはいい勝負、
カロリーはそう変わらないものの、ひよこ豆のほうがかなり低脂肪といったところです。
(「食品成分表2010」女子栄養大学出版部による)
入手先―――。
私は水煮も乾燥豆も、アリサン (=テングナュラルフーズ)から購入しています。水煮缶を常備して、
カレーにいれる。
ジェノベーゼパスタに混ぜる。
つぶしてスパイスや油と混ぜてペーストにする。
タマネギとクミンを炒め、トマト・シナモン・ガーリック・ターメリック・ローリエ
を加えて炒め蒸しにする。
ライスサラダに加える。
米とインド風に炊いて豆ごはんにする。
などなど超便利です。
前日から計画してあれば、乾燥豆を一晩水につけて戻した方が
美味なのは確かです。
計画性と、柔らかく煮る時間30分前後が必要になりますが。
予定が狂って戻したひよこ豆を料理してあげられなくなったときは、
ザルに上げて、穴を何カ所か開けた透明なビニール袋をかぶせて
室温に置いておくと、温かければ24時間くらいで発芽します
(冬は数日。1日1~2回、水ですすぎます)。
不意に、くちばしのようなとんがりのところから「ピ」と芽を出すのです。
それがまた愛らしい。
カチカチに干されてたけど、生きてたんだねーと思わず声をかけたくなります。
栄養的にも発芽したとき豊富になります。
「乾燥した豆の状態ではまったくふくんでいなかったビタミンCが豊富になり、
ビタミンA、E、B群も増加する。そして澱粉は一部糖に変わって甘みが生まれる」
―――『丸元淑生のクックブック』文春文庫より。
さらに放っておくとどんどん芽が伸びてきて、
早くして早くしてとみんなから訴えられているようで、焦ります。
チャナマサラはあまり芽がのびないときに作ると格別です(レシピは↓)。
ひよこ豆に合う各種スパイスは、アリサン(テングナチュラルフーズ↑)
またはVOX Spice から取り寄せています。
ゴマペースト(タヒニ)もアリサンで取り扱っています。
ひよこ豆レシピ紹介―――。
チャナマサラ。ナイルレストランのレシピ
ひよこ豆のペースト(中東の伝統料理フムス)。
トルコ料理店『イズミル』のレシピ を紹介するサイト。
世界各国の料理情報を紹介するこの便利なサイトのトップページ
私はこのレシピよりも少ない油で、少量の水をいれてつくります。
油は、オリーブオイルかマカデミアナッツオイルで。
にんにくを入れず、水でなく白ワインビネガーにするとフランス風?
バジルをくわえてイタリア風?
コショウとカイエンペッパーをいれるとチュニジア風?
オリーブオイルをゴマ油にして韓国唐辛子をいれて韓国風?
他の料理やお酒の種類にあわせて、ごく適当にアレンジしています。
ひよこ豆を使ったライスサラダのレシピ(2人分)
炊いた(発芽)玄米 ――――1カップ
缶詰または茹でたひよこ豆 ―――1カップ
(あれば)スライスしたピーマン――――1個分
細かく刻んだ青ネギ ―――1/4カップ
刻んだパセリ ―――大さじ2
大きめのボールにこれらすべていれてまぜる。
そこに、以下の材料をすべて混ぜたものを注ぎ、混ぜ合わせる。
ゴマ油 ―――大さじ1か2
レモンの絞り汁 ―――大さじ1か2
クミン ―――小さじ1/2~小さじ1/2
ターメリック ―――― 小さじ1/4
塩適量
好みで醤油適量
すりゴマを振りかけ、あれば刻んだルッコラの上に乗せてできあがり。
これは、『メタボリック・ダイエット』
(レオ・ギャラント著・浮田泰幸訳・講談社刊)所載のレシピを、
面倒くさがりの私が勝手に簡略化した手抜きヴァージョンです。
正しいレシピはこの本をごらんください。
レシピは別にしてもこの『メタボリック・ダイエット』は、
ここ数年私が目を通したダイエット本のベストです。
著者はハーバード大学・ニューヨーク大学で学んだ医師ですが、
代替療法にも栄養学の成果を取り入れることにも積極的で、
関節に負担の少ない筋トレから、
日々の食事のレシピ例まで書かれています。
脂肪細胞には自己調節機能が備わっているので、
それを十分に機能させれば
(=体内の炎症反応を減らすような食生活はじめ生活習慣を続けていれば)、
体重は適正なところまで減り安定するという
基本理論にはふかくうなずきました。
この本については後日、詳しくレビューします。
(参考)
その他、クックパッドにひよこ豆のレシピ多数 投稿されています。英語であれば、アメリカにもクックパッドに似たサイトが多数あります。
(そのうちのいくつか↓)
http://www.cooks.com/rec/search/0,1-0,garbanzo_beans,FF.html
http://www.recipezaar.com/recipes/chick-peas-garbanzos
生活が荒廃していると喝破した女医さんに、
「数値だけみると、別人の血になったみたいですね。問題ありません」
と、あいかわらず無愛想に言われたのは後日談です。
勤務医にはどうも患者がお客だという意識がないひとが多い(笑)。
とはいえ、いろいろ気をつけたおかげで、
血液検査的には別人になれたらしいのです。
別人になれたと喜んでいていいのかどうか悩みますが(笑)。
