生き方がますます多様化しています。
かれこれ10年ほど、童話館(長崎市)から子どもたちへ、(絵)本の配本を受けています。
今は同居となった私の母からの3人への贈り物として。
現在は、各自に1冊ずつ、毎月計3冊が届きます。
長男(小5)はもちろん、次男(小2)は、絵本というより「読み物」の少々分厚い本。
読み聞かせではなく、自分自身で読む、というレベルですが、子ども向けの(絵)本の世界は本当に奥深くて、素人の私には、書店や図書館で息子たちに「これ、お薦め!」と自信をもって言える知識はありません。
プロが選ぶ本の世界の広いこと、そして有り難い限り・・・
毎晩の絵本の読み聞かせは、ミー君(2歳)対象なのですが、それでもお兄ちゃんたちも嬉しそうに傍にすり寄ってきて聞いています。
「母さんが絵本を読んでくれている」という時間が何とも幸せな様子。ん、分かります。
長い物語の読み物は、「積ん読」になりそうになっても「読みなさい!!」という促しはアウトです、ね。笑。
もし積ん読になっても、手に届く所に本があって、何かのきっかけで読む、ということは往々にしてあります。
毎月の童話館から通信は、いつも内容が濃くて読み応え満載。
子どもの成長過程で経験する様々な出来事に、大人はどう寄り添うか、(絵)本の世界を通して、登場人物の行動言動からも派生して、子どもたちとの会話はエンドレスに続きます。
男らしさ、女らしさと言ったジェンダー・バイアス、性別による無意識の偏見や見方があることにも気づきます。
我が家には女性は私だけ。あ、おばあちゃんいるけど、笑、息子たちには(女)性について身近に考えてもらいたい。
小5にもなれば異性を意識する年齢。
小1から知っている女子たちの体つきがまるで変化していることには驚きますが、当然のこと、ですね。
一緒にお風呂に入りながら、性のことを話しますよ。私が生理の時が一番話しやすくもあり、体から【血】が出てきているのは、なぜ?どうして?ミー君も「かっか(母さん)、痛い?」と神妙な顔で聞いてきます。
絵本に出てくる女の子、母親、婆様、メス、男の子、父親、爺様、オス・・・言動行動にも性(生)教育を重ねることが出来ます。
恥ずかしいことは何もありませんね。堂々と。汚らわしいことでもなく、恥ずかしいことでもなく、人間の身体・命そのもののことを。
女性と男性はまるで違うこと。その「女性」や「男性」も、性別で2つに分けることも無理があることも。
多様であれ。多様性を楽しもう。
人はみんな違って、同じ人はどこにもいない、かけがえのない存在。
性を語ることは、生そのもの。繰り返し、繰り返し、話します。
(絵)本というツールもあります。
親子で、夫婦で向き合い、話すきっかけを逃さないで。


