空港について、地下鉄のチケットを買い乗り、市内でバスに乗り継ぎ、滞在のフラットまで行く。

 

井の頭線・渋谷駅で降りて、ヒカリエに到達するまでに何度も携帯で地図を確認し、そして多くの場合、迷うのだ。待ち合わせ時間に焦り、どっちに行けばいいのよ、と一人泣き顔になったこともある。むむ。未だに。そんな渋谷よりもはるかにスムーズなコペンハーゲン。

 

帰ってきた。

 

いつもはホテル滞在を、今回はAirBBを使用してみたく、オーナーのフラットに間借りしています。デンマーク人との間借りは留学時代の経験そのもの。部屋の使い方を聞いたら、後は自由に。

 

分からないこと、困ったことは聞く。手厚くあれこれ気を使われ過ぎることはないけれども、あたたかく親切で、初対面の人とこうも適度な距離感を取れるものかと、改めて感心しながら。

 

人と人との信頼関係は、いったい何で作られるのだろう?何回も会って、その人となりを理解してから?こんな人との前情報から安心して?

 

会ったこともない、心身事情もよくは分からない人を実際に生活している自分の家に招き入れる。簡単にできると思えない。

しかも、今回1箇所目のオーナー夫婦(と、まもなく2歳のbabyboy)は、昨夜からウィーンに旅行に行き、私がチェックアウトの時も不在のまま。「カギはポストに入れておいてね」「了解!」以上!

 

 

デンマーク社会は「信頼」の上に成り立っている。完全なる性善説。

そういう社会環境や教育環境の中にいれば、自然にそうなるのだ、ろう、ね?

信頼する、されることが生きるうえで最も大切なことだと、明に暗に学び血肉にする。他者ばかりでなく、自分自身を信頼することも。

 

社会的には、政治や大人社会にうそ偽りやごまかしがない、極端に少ないとか、隠し事がないとか、意見が対立してもそれは「違い」であって「喧嘩」でも「罵声やののしりあい、陰口」に進展しない、とか。とか。とか。

 

 

デンマーク社会にも、たくさんの問題、孤立や孤独、格差や差別の問題だってあるのだけど。

個別の「いろいろな事情」を救う場が必ずある。毎日は、まあいろいろ大変なんだけど(!)、希望を失わずにまた空を見上げることができる。そんな社会をつくっている。

 

そうでなくちゃ、と思う。私たちも。

 

 

 

 

 

留学時はしょっちゅう、その後も滞在の度にいつも立ち寄っていた街中の教会。FOR FRUE KIRKE
コペンハーゲン市内のあちこちに教会があります。大好きな場所。
デンマークの教会について調査しています。
 

 

 

キミハルさんから写真。父さん特製の野菜タップリ焼きそばを食らう週末の男子たち。来週からは二週間休校の小学生たち、、、母さん不在で一番寂しがっているのは、次男坊なり〜。おいッ!^^;;;