春学期、大学3、4年生に、「自信はありますか」「自信がもてた瞬間ってどういう時?」という質問をしました。都市政策の講義で、防災や防犯のテーマにおいて、【自分で自分の身を守る行動を取る(自分で考え、適切な行動をとる)】等の話の流れから派生して尋ねたもの。
自分を肯定的に受け入れ、他者を尊重し、建設的に議論をする。今ある状況からよりベターな方向性を導くには、社会に(当該グループに)自己肯定感高い(or安定した)メンバー構成が求められます。
大学生は、たくさんの具体例を書いてくれました。
大きくは2つに分類できそうです:
①自分で自分に火をつけ、エンジンをかけ、目標に向かって頑張り(試合に勝つ、試験の点があがる、合格する、、、)成果を得たもの。
途中に、たくさんのサポートがあったとしても、「自分が頑張った」という思いが強いもの:海外一人旅やヒッチハイクの想い出も然り。または、「あなたはイマイチ」等、見下された悔しさをバネに、意地を出して奮起した事例も。
②何か自分の行為に対して、自分以上に、周りの大人や友だちから、認められ(とことん)(本気で)褒められ、予想以上に「承認」を得た幸福感。極端にいえば、他者から自信をつけてもらった感じ。「そっか!これでいいんだ!」みたいなクリアな意味づけが読み取れました。
どちらも学生の記述は具体的です。
①のような記述が多い人、②のような感覚をたくさん抱いている人、彼ら一人ひとりの個性や、出会ってきた人たちのキャラクターによって、違うのでしょう。どちらも確かな「自信」となって、彼らの心身を支えています。
多くの②の事例が出てくるたび、そっかそっか、大人は、親は、例えば教員は、もっと大袈裟に認め、褒めてもいいのかもしれない、と再確認したほど。
承認ボタンや褒めスイッチのハードルが高い人は要注意です。ね。これくらいで?!みたいになります
要注意。
コーチングでコーチが【クライアントに"なる"】、【エネルギーを合わせる】、【強烈に支持する】など、その他たくさんのスキルを、一つひとつ思い返しています。
大学生からのコメント(そのまま引用)
ーーー
(小学生の頃。バスケットチームにて)
・・・レギュラーメンバーではなかった。コーチもお試しのつもりで試合の途中で出場させたのだと思うが、タイミングが合い、応援席の目の前でレイアップシュートを決めることができた。毎日練習してたシュートだったので 試合できちんと決めることができたのが本当に嬉しかったし、大学生になって部活から離れた今でも当時のわくわく、ぞくぞくした感覚をすごく覚えている。
ーーー
いいなあ。小学生の頃の出来事を大学生になった今でも、当時のわくわく、ぞくぞくした感覚を覚えているのです。心がものすごく震えたに違いありません、一生の宝物。
個性豊かな、三者三様の子どもたちを、そして、悩み葛藤ひとりとして同じでないクライアントを、ただ、認め、褒め、受け入れたい、そんな振り返り、でした。
↓サロンとともに![]()
![]()
午前に、コーチングサロン@自宅を開催しました(祝:第一回)。
「コーチング」を聞いたことはあるお二人、MさんTさんママさんお友だち。
気軽に、お喋りしながら。
お一人は育児休暇中、お一人は専業お母さん。
私もよく知っている個性豊かな息子君たちへの声掛けの悩み(つい、ガミガミ言ってしまう等も)、学校や家での生活で気になること、夫婦や家族の会話の現状もとても興味深かったです。
