職業柄、若い大学生年代と話すことがたくさんあります。
彼らのお母さん(保護者)と年齢が近くなっている!と思うとびっくりしますが、逆に言えば、私にとって容易に想像範囲の年代の方。どんな親・大人と彼らが接してきたかを垣間見れるのは興味深いことで。親の影響は少なからずあります![]()
世間で騒がれる「モンスターピアレンツ」も同年代
。ふむむ。
団塊ジュニア世代、子どもが溢れかえっていた時代、高度成長期に沿って成長したものの、いざ、就職時期では氷河期という。他者との競争を意識、無意識に感じながら、良くも悪くも切磋琢磨して、「レール」を歩んできた。
レールから外れてしまったとき(退職、失業、人間関係トラブル、病気、等々)、どういう軌道修正ができるのかのモデルがほとんどなく、頼れるあてがない。
中高年のひきこもり、という記事では、40-64歳のひきこもり状態の人が全国に61.3万人(内閣府データ)だそうです。
ひきこもりの定義は、
・ふだんは家にいるが、自分の趣味に関する用事のときだけ外出する
・自室からは出るが、家からは出ない
・自室からほとんど出ない
これらの状態が半年以上続いている人。
誰とも話さない、外出すらしない、という状態が健康なはずはありません。
人は誰でも、何らかの事情から、外に出ることが億劫になったり、人と会うことを避けることはある、、と思います。私もある。あるある。
日常生活上、やらなければならないこと(通学する、出社する等)はするものの、例えば、所属しているコミュニティやサークル等の活動からいったん足が遠のいてしまうと、なかなか参加しにくくなり、フェードアウトしてしまう、等。
頭では、やりたい、参加したいと思っていることも、心身がついていかず「ひきこもりがち」になる。
誰でもジンセイに波があって、大波小波荒波!、自力で乗り切れる人ってどのくらいいるんだろう。人は一人では生きていけない、です。
話を聞いてくれる人がいる、寄り添ってくれる人がいる、具体的に助けれてくれる人がいる、そんな場がある、、、
単線レール社会は景色はモノクロ、つまらない。そんな社会は潰れてしまう。
だからと言って、冒頭に書いた若い大学生年代が開口一番に「(就職は)安定が第一」と言うのを聞くたびに、モゾモゾ気持ち悪くある。むむ。
安定って何ですかー
安定ってずーーーっと安定なのか??
心身安定のために、知恵を出し合いたい!””

