先日の朝日新聞内の記事:

中小企業でパートとして働く46歳の女性のはなし:

 

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東京・世田谷の閑静な住宅街に住み、専業主婦になり、子どもには海外留学をさせて、そんな夢を持って33歳の夏に結婚情報サービスに入会した。

「医師・歯科医、東大早慶卒、年収1千万以上のいずれか」という「ハイスペック男性」コースで、入会金は男性より高く30万円ほど。

30歳を過ぎて母親が亡くなり、都内の家賃5万円弱のアパートで一人暮らしをした。派遣社員として企業のデータ入力作業をし、正社員並みに働いたが手取りは月20万円台前半だった。

結婚は「豊かな生活へジャンプできる大きなチャンス」だと思った。

紹介された医者や経営者2、3人と会ったが、本当に楽しいと思える人はいなかった。結局、飲み会で知り合った年下の自営業の男性と40歳で結婚したが、セックスレスになり、価値観の違いにも気づいた。いまは離婚を考えている。

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キミハルさんが帰宅後、遅い夕食につきあいながら、ふたりで1杯飲み交わしながら、記事のことを話しながら。

 

ドラマ以上にドラマだ---

 

---お酒が進みます。

 

とは言え、みんなどこかしら同じ不安や悩みを抱えながら、自分なりの選択を繰り返し、オリジナルな人生を歩んでいく。でも何かが違う、何かが足りない、何かを掛け違えている。等。ジンセイが分かれていく。

 

 

記事の彼女と私と、似たような点も多々ありました:

 

冒頭の「閑静な住宅街に住み、専業主婦になり」という考えをしたことはなかったけれど、留学を経て帰国して働いたポジション(30歳)は非常勤で手取り12万円ほど。横浜市内の、とある駅から徒歩25分の5万弱の古いアパートに住み、(正規の大学のポジションに就きたいと思っていたけれど、宝くじに当たるよりムズカシイと言われるその世界に)どうなるやら、と思い悩むこと多々

 

それでも、「こうしたい」「こうしよう」という強い意思があったのは鮮明に覚えているし、その時期なりの努力をしていた、と思う。

微塵も「結婚が豊かな生活へジャンプできるチャンス」と思ったことはなく、結婚の「け」も考えなかった当時。(いずれ結婚する気満々でしたが)

 

幸いにも大学のポジションを得て、33歳頃に「結婚したいなぁ」と思い始めたけれど、そんな簡単にいくわけはなく。

 

人間的に敬愛する、素敵な既婚者友人(男性)に「良い人いないかしら」と【本気で】相談したら(笑)、「そういえば」と夫を紹介してくれた、というストーリー。

もちろん「結婚が豊かな生活へジャンプできるチャンス」という考えは毛頭なく、リアルに、彼の当時の年収は私の何分の一だったのでした。1/3かしら...

 

年収なぞ関係はなく(いや、正直には「おおお!」とびっくりはしたけれど)、この人といたならば、穏やかな、素直な自分でいれるという、優しい気持ちが最優先。何より誠実な人だ。直感をかなり信じているので、「この人はオモシロイ」とも。

 

オモシロイと確信するエピソードをツラツラとデート中に聞き出したのですが(笑)。ご両親やきょうだいとの関係はかなり大事だと思っていたので(私が厄介な育ちをしたもんで爆  笑汗)、彼が話す家族の話は、間違いなく素敵でした。

 

 

何かが、誰かが、私を幸せにしてくれる、ということはありません。ね。断言。

地位、名声、資産、学歴が、幸せにしてくれる、ということでもありません。ね。断言。お互いに調整し合いながら、歩調を合わせながら、進む。

自分のことをまず自分が知り、自分がどうしたいかを掘り下げることも大事。

 

意見のズレも、価値観の違いもあるけれど、向かう方向は同じかな?

「違い過ぎて同じ屋根の下には住めない!」というレベルが結婚後に発覚するのは、事前事後、日々のコミュニケーション不足、対話議論不足、観察不足も、あります。

 

 

そうはいえ、結婚後の「転機」は予想以上DASH!

それを乗り越えるたびに、夫婦や家族の絆が深まるといいな、どんな家族に進化していくやらと、思う今日この頃です。

我が家の転機は、引き続きたくさん!転機を引き寄せているんですねー(^^)、、必要な転機なのです、どれも。笑。

 

 

先日はキャリコン仲間と楽しいランチを@東京都庭園美術館

人生のいろいろなことを笑って話せるなんて幸せです!