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過日、奈良行きの往路で読破した本↑

 

デンマークで生まれ育った日系兄弟の、井上聡さん(1978年生まれ)と、清史さん(1980年生まれ)による、エシカル(倫理的な)ファッションを信条としたブランド:THE INOUE BROTHERSの本。

 

生まれ育ちの背景から、それぞれの仕事のこと、そこから、南米アンデス地方の先住民とともに作る(アルパカ)ニットウェアが生まれるまでの、相当に大変で厳しくも、熱意あふれるストーリー。

 

早くにガラス職人だったお父様を亡くされて、デンマークでの母子3人生活では、決して楽ではない暮らし、当時のデンマークはまだ外国人、日本人が少なく、いじめ、差別、偏見を受けた苦労も。

 

まったくスムーズにいかないブランドの立ち上げや厳しい事情を読むたびに、私ならもうとっくに諦めているよー私には出来ない、、、と圧倒されっぱなしでしたが、本当にへこたれずに「失敗から学ぶ」人だけがたどり着ける場所がある、と思い改めました。

 

 

失敗を恐れずに行動する。

失敗から学び、次に活かす。

自分が信じる道を進むために、自分を信じる。

他者周囲と損得勘定抜きに純粋に夢を語り合う。

 

等々。気づきがたくさんありました。

 

 

特に、病に伏したお父様が病床で「伝えておきたいこと」として井上お兄さんに語り続けた内容はあたたかく、素晴らしく、また、お母様が子どもたちにどう接してきたか具体的な話は、本当に深い愛、そのものでした。愛。

 

 

どう生きるかー を子どもたちに見せる。

どう生きるかー を子どもたちに語る。

 

 

何より第一に、

「失敗力」を語れる親でありたいロケット 

それ。