この春、我が家の子どもたちの新しい経験は【オーディション】でしたウインク

 

【学校の行事イベントではリーダーの類を、発表会ではメインどころの担当を任されることもあるし、自分自身も積極的にやりたい長男】

 

と、

 

【自分からはあまり手をあげないものの、リーダー的な担当を任されたり、実はダンスや歌や身体表現が好きで得意な次男坊】

 

の、この二人がどう反応し、どう取り組むかを試すオーディション。

いいえ、何でも経験だよねと夫婦二人の興味からウインク

大手劇団のオーディションを受けました。本当にたまたま見つけたサイトから応募し、1次の書類に通過、2次は実技(演技:セリフ)と面接。

 

 

 

断っておくと、オーディションと言っても、個別具体のメディア、舞台等の配役のためのものとはまったく違い、「習い事」の感覚で来ている子どもたちも多い、ちょっとした挨拶的なもの、です。

 

 

キミハルさんは、10年前、熊本ー福岡を拠点に気象キャスターをしていたのを、NHK東京でオーディションがある際に、受験、採用となった経緯。30-40倍だったと聞いています。いかに激戦のなか選ばれるか(応募人数の多少に関わらず選ばれることの極意)等、父さんから改めて、オーディションとは、自分プレゼンとは、面接とは、自分のことを相手に印象付けるとは、のレクチャーを受けるふたりグッド!

息子たち、えー嫌だー恥ずかしいー、と文句を言いながらも、父さんの話には興味津々です。

 

当日は、実技(セリフ読み)と面接。

いろいろ書きたいことはあるのですが(笑)、「私の中でとても印象的な気づき」を1つ記しますクローバー

 

面接のこと。保護者も一緒に皆で受けるものでした。

仰々しいものではなく、担当の方とやり取りし、概要説明を受けるもの。

 

子どもたちへ:

どうして受験したのかな?

歌は好き?どんな歌を聞くの?

舞台や演劇をしたことはあるかな?どんな役?

習い事は何をしているの?

将来どんなことをしたい?

 

等々。

 

いつもあんなに元気で快活な二人も、改めて考えると、(「面接」という形式のもと)こういった類の質問を初対面の大人から受けたことは、実は、ないのです、だから、もじもじするわ、どう言っていいやら口ごもるわ、歌だってたくさん聴いているのにいざ質問されると「分からない」とか「えーーー」とか「うーーん」とか、とか、とか。

 

うわーーー、せめても新4年生の長男はハキハキ工夫して答えるかと思ったのに、このレベル!?びっくりと隣にいて、冷汗が出るような、気づき。

基本的に面接中に助け船は出さない、本人がどう言うかに任せているので、まったく綺麗なやり取りになりませんあせる

 

 

私の中ではすでに、

・もっと姿勢をピシッとしてよー

・演劇は保育園でも小学校でもたくさんしたんだから、多少忘れていたとしても何か言うことあるでしょうに?

・質問を受けている時は相手の顔をしっかり見たらどう?

・視線がきょろきょろ動いているけどー

・困ったときに親に助けを求めないで「分かりません」と言ったらいいのにー

 

浮かぶ浮かぶ、改善ポイント爆  笑

 

二人に、言いたいこと、伝えたいことが山のように出て来ます。ダメ出しってやつですね?面接終了後にその改善ポイントを彼らに言うべきか、どう伝えようか、彼らはどんな気持ちだろうか、、、とグルグル考えていました。

 

子どもの様子を隣で観察しているので、出来ていないこと、うまくいかないことは、こんなにもクリアに見えるのかーーと、気づきました汗

 

結果、今回は、言いたくなる私をがっつり封印して、彼らに率直な感想を言ってもらい聴くことに徹しました。子どもからの質問には夫婦からのアドバイスはしましたが、子どもたちからは新鮮なコメントがたくさん出てきたので大収穫でした。

 

 

実は、なるほどーーと思ったのは、私たちの後に程なく終了した幼児(男児)とお母さんが部屋から出てくるなり、男の子が「ママ、怒ってるの?、どうして怒ってるの?」とお母さんの顔を見て言っています。

明らかにお母さんの顔は険しくピリピリしています。小声ながらにもお母さんは男の子に「どうしてもっとちゃんと出来ないの!」ということを延々と話し続けていました。

 

きっと椅子にちゃんと座れなかったり、「上手に」やり取りができなかったり、親が期待することが出来なかったのかなあと思いました。幼児だもの、そうだよなーと思いながら男の子がお母さんの表情に困惑しているのを見ていました。

お母さんのあのピリピリした顔もまた、私自身とも重ねながら、そうかそうか、と思いお母さんの気持ちを考えました。

 

 

面接、自分プレゼン、自己表現、自分の魅せ方について、子どもたちと「議論」する時期になってきたのかなと嬉しく思った一連の経験でした。

 

 

余談では、実技(一人ずつ、試験官は2人)では、セリフ読みも受け答えもかなりハキハキと思いっきり出来たようで、二人のそれぞれの個性が。

互いにオモシロ可笑しく報告し合っていて、親が傍にいない方がいいのねーとも思ったのでした。ロケットUFO爆  笑