長男が生まれて2か月3か月あたりから、おばあちゃんからの贈物として毎月配本(by童話館)の絵本たち。もう8年以上。
仕事で忙しくて子どもとべったりすごす「時間」は短かかったのですが、短くも「濃い関係」は絵本のおかげです。
毎晩の読み聞かせは本当に至福の時間で、乳幼児の頃は、子どもたちそれぞれのリクエストで、2-3冊(文が短いので時間はかかりません)、大きくなってからは1冊、物語ものになってからは、各章ごと読み進めるということも。
バリバリのフルタイムワーカーでしたから、平日一緒に過ごすのは朝起きて保育園に行くまでと、帰宅して寝るまでの、合計3-4時間ほど。落ち着いて向き合うのは1-2時間?
「乳幼児期、絵本の読み聞かせしかしてません!」と自信をもって断言します。でも、その時間にどれだけの(お互いの)言葉のやり取りがあり、気持ちの共有があり、あたたかい幸せな時間があったかー。
読んでる最中に寝落ちてしまったことも多々、眠くて眠くて寝ぼけて変なセリフになって「寝ないで!」と突っつかれたことも幸せな思い出、かれこれ何百冊の絵本に出会ったのでしょう。絵本、本の世界が、人生を豊かにする、本当にそう思います。
童話館からの毎月の通信より:
小学生、中学生、高校生の男女9人に集まってもらって「自分の気持ちについて考える」作業をしたそうです。子どもたちの声を≪聴く≫ために。
【うれしいときはどんなとき?】【いやな気持はどんなとき?】という質問に対して、≪うれしいとき≫について、どの子もなかなかペンが進まなかったとのこと。逆に、≪いやな気持≫については、どの子もすぐに書き始めたそうです...ふむむ。
そもそも、「うれしい気持ちも、いやな気持も、改めて尋ねられなければ考えてみたこともなかった」というのが本音のようで、それは年齢が上がれば上がるほどその傾向が強いよう。小学生の無邪気な発言に、高校生たちは「昔は自分もあんな風に言えたのにな...」とも思ったそうです。
年齢を重ねるとともに言えなくなる、言わなくなることが、ありますね。
無邪気に言う時代を経て、考えて(空気を読んで!?)言わないと判断する知恵もつきます。嬉しい、嫌だという感情も、感じているはいるけれど、特に「嬉しい!」という気持ちは、あえて口にしない?
もっともっと意識して口にしていいんだなあ!そうあるべきだなあ!と感じます。
コーチングでも、そんな素直な感情については、積極的にシェアしたい!と思います。
何せ、驚くほど、大人たち、コップの中に「入っている水」ではなく「入ってない部分」に着目します。あれがない、これがない、足りない、ナイナイ。ナイナイ探し。
ナイナイ探しに時間を割くほど、時間はノンビリはありませんねー。
春からのコーチング、楽しみです。
