中学生の頃の記憶だと思います、大江千里さんの歌がよく流れていました。

知らない友達は誰もいないだろうと思うほど、あちこちで流れていた大江千里さんのpop music。

 

最近、朝日新聞に数回、大江千里さんの「仕事力」という連載がありました。

私の記憶の大江千里さんは、線が細くて、太い縁取りのメガネが顔いっぱい。とても久しぶりに拝見した紙面の大江さんは、少しぽっちゃりしていて、でもメガネはあの頃の印象のまま!と、ただ、懐かしくて、記事に目を向けました。

 

え、 え、 、 、、、

 

・・・引き込まれる引き込まれる。

 

年を重ねてもpop歌手として十分に売れていて、自主レーベルもつくり、映画にも主演して、、なのに! すべてを捨てて2008年、47歳の時に渡米されていた!

 

アメリカNYにあるジャズの名門大学に入学、連載紙面には書ききれないほどの努力、苦労、挫折、悔しさがたくさんあっただろう!と想像します。4年半かけて卒業(当時52歳)、今はアメリカを拠点にジャズピアニストとして活動されているとのこと。

知らなかった...

 

・・・ラブソングを歌っていた若い頃から、自分自身が年を取っていき、40代になるあたりから、「気合を入れて【大江千里】になろうとしている」、そんな違和感を感じたらしく、

・・・歌が売れていても鏡にうつる自分の顔の笑顔には陰りがあったと。

・・・「豪快に笑えている人生にしたい」、諦めていたことにもう一度挑戦してみようと渡米する覚悟を。


 

大江千里さんのジャズはとっても素敵でした!!!とーーっても、おススメピンク音符

 

 

ふと、振り返りました。

「気合を入れて「先生(研究者)」になろうとしてる」時が、確かに、ありました。⇔絶対的なインプットが少なく、アウトプットの質が伴っていないと自覚しながらも、周囲からは「先生」。評価され重宝されれば、気合をいれて先生をする。

鏡にうつる自分が楽しそうじゃない時も、ありましたねー。

 

少しでも自分に違和感を感じた時、その違和感を解消するためにどんな行動をしたか?違和感について、徹底して考えたか??

周りが何と言おうが、自分が感じる違和感を見過ごさないで。

「気合を入れて「●●」になろうとしていないか」、なかなかいい判断軸だなと思いました。

 

気合を入れて「部長・課長」になろうとしている

気合を入れて「先輩」になろうとしている

気合を入れて「お母さん・妻」になろうとしている

気合を入れて「自分らしく」あろうとしている  など。どんな違和感??

 

 

47歳ですべてを捨てて渡米して、一からジャズを学んだ大江千里さんのことを知ることができ、私だって一からの挑戦もまだまだアリ! 嬉アップ

誰でもー、皆さんも。

50歳、60歳、70歳で、豪快に笑っていたいです音譜 ねー!

 

年を重ねることがわくわくします。年を重ねながら変化し、進化する一人ひとりのストーリーがもっと溢れてくるといいな、そんな社会は生き易いです。