セミナーで、台本セリフ(以下)を見ながら、実際の私たち夫婦の対話を再現しました。数分の時間設定なので、対話の流れは抜粋ぎみではあります。が、おおよその例。
「意識して【コーチング会話】しているのですか」と聞かれることがありますが、Yes and No。相手に寄り添い、どんな思いなのか考えなのか、聴こう、そして問おうとする時、変に意識せずとも自然とそうなります。もちろん、意識して問いを吟味もします。
コーチングを体系的に学び、実践し、日々、勉強して、私の身体の一部になっているからです。対人関係、対話において、役に立っています。イコール、私自身のストレスも激減しました![]()
以下、少し長いですが、興味ある方は読んでみてください![]()
テーマ:ダイエット・健康
夫婦の会話(E:私、K:夫)
①普通の会話
E「そうそう、魚屋さんのおじさんから、旦那さんジャケットがちょっと小さく見えたよ、あれって、スタイリストさんが選んでるって言ってなかった?-なんて言われたよ。」
K「・・苦笑・・」
E「夏も食べ過ぎたし、ジャケットのボタンが飛ぶ前にダイエットしたがいいんじゃない?」
K「そうだね。お腹のお肉も気になるし、前やったファスティングが効果てきめんだったから、またやろうかな。」
E「そうしたら?」
K「来週あたりから始めようかね。」
②コーチング的会話
E「そうそう、魚屋さんのおじさんから、旦那さんジャケットがちょっと小さく見えたよ、あれって、スタイリストさんが選んでるって言ってなかった?-なんて言われたよ。」
K「・・苦笑・・」
E「最近、体調とか体力とかどう?あの子たちの動きもますます激しいよね。」●1
K「この夏だけでも子どもたちの成長はすごいものがあったよ。泳ぎも急成長したし。」
E「確かに、筋肉の付き方が変わってきたよ。ご飯もものすごく食べるよ。」
K「まだまだ負けてられないなー。」
E「もう一人いるからね。ミツオ君が小学生の育ち盛りの頃、あなた50代だよ。」●2
K「そういや、小学生の頃、親父と対等にテニスして親父は強かった、元気だったんだな。」
E「そう思うと、いま、あなたは大丈夫?」
K「そういや、前やったファスティングで身体を絞ったときは高校生の頃のベスト体重(体脂肪率)にもどったよ、やっぱり、健康、体力ともにいい状態をキープする努力してないとだめだね。まだまだしっかり働きたいし、子どもたちともたくさん遊びたいよ!」
E「夜ご飯の内容とか量とか、見直す?」●3
K「そうだね。夜につい食べ過ぎると、胃に負担もある。」
E「運動といっても、午前中忙しいことも多いし、夜遅くまで仕事だし。」
K「決め過ぎるとなかなか出来ない事も多いだろうなー、一駅分くらい余計に歩いたり、週末に子どもたちと遊びながら運動不足解消って感じかだろうな。」
E「それだけでも違いそうだね。」●4
●1 気づきを促す
●2 ビジュアライズ
●3 主体的な取り組みをサポートする
●4 さらなる信頼関係へ
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①での会話は、「ダイエットしたら?やせなさいよ〜」と暗に指示命令的気味であり、おそらく、この会話では、相手はダイエットに至りません。その気持ちがあっても、後手後手になるか、すぐ元に戻るか...
②は、本人の気づきを促すよう意図した質問をし、現状と少し先の未来を見る会話もあります。取り組みをサポートする声掛けを含め、「健康で、子どもたちと元気に過ごす40-50代のお父さん」の絵を一緒に見ています。
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ただ、②もまだ不十分です。
この場合、本人がダイエットしたいと言い出したわけではないので、本人はどういう気持ちなのか、どういうビジョンを描けるか…分かりません。本人にその気がないことを一生懸命、誘導することは出来ません。そうはいえ、健康の問題等から、本人に動いて欲しいならば、問いに工夫が必要です。
セミナーでも、とても関心が高い場面でした。相手にダイエットして欲しい、片付けて欲しい、●●して欲しい、と思っていて、そうしてくれない、そもそもの考えや価値観が違う場合にどうしたらいいのか、という質問多数。
夫婦や家族とはいえ、こちらの思い通りに相手を動かそうとするのは無理![]()
日ごろからの信頼関係が大切です。ダイエットにしても、部屋の片づけにしても、互いに思い描く「状態」は違うので、まず聴かなければ。
何のためにダイエットするのか、なぜ片付かないのか、どういう風に片付けたいのか、、、コーチングセッションでもよく扱われるテーマ。それだけニーズ高いんですね...具体的に考えたい方は、セッションで扱えます!![]()
何よりコーチングの対話は子育てに有効💕
