長崎の童話館から、長男用の配本として届いた1冊:
「あなたが守る あなたの心・あなたのからだ」(作:森田ゆり 絵:平野恵理子)
寝る前に、長男と次男と川の字になって読んでいます。
「子どもには、たいせつな三つの「権利」がある」
「けんりって、何?」
難しい言葉ですね、いろいろ例文を作りながら、意味を想像しながら。
三つの権利は、
・安心して生きる権利
・自信をもって生きる権利
・自由に生きる権利
家で、学校で、安心できている?
安心ってどんな気持ち?
自信はある?
どうしたら自信がつく?自信をなくすことはあるかな?
どんな時に自由だと思う?
心地いい布団の上でゴロゴロしながら、二人の男児は私にベタベタくっつき、足やら腕やらを絡ませながら聞いています。言葉遊びをしながら核心に迫っていく対話。
子どもたちの反応によって、声色を変え、質問の内容を変え、時に面白おかしく、時に真剣に伝えます。良質な質問、生きた対話は、豊かな成長を導くこと間違いなし。
こういう本を親子で読むことって大切ですね。幼稚園から小学校低学年あたりまでに繰り返し繰り返し話せるといいなと思います。
結局、「自分が自分のことをまず大切に思える、大切にできる」育ち、環境が大事、それは、イコール、相手のことをも大切にする社会。
理想に終わらせず、我が子から。私から。ぜひ、あなたから。
自分が自分のことをまず大切にする。
自分がまず幸せになる。
自分がまず心地いい状況をつくる。
わがままではない、当然のこととして。
これなくして他人を思いやれることはできません。ね!
…と、言いながら、「相手のため、他人のため」と周り優先の発想・行動はたくさん教えられてきたし、それが当然だとも思ってきました。でも、違う、と。
自分が大事と、本当に腑に落ちて理解したのは、もしかしたらこの5-6年かもしれません。
しっかり子どもたちに伝えていきます。

