キャリアコンサルタントの勉強を通して、たくさんの考えに触れることができました。資格試験勉強法に強い夫は、いかに「要領よく、効率的に勉強するか」のノウハウが身についていて(笑)なるほどー。そういうタイプでない私にはハッとさせられること多々です。
「合格する点数を確保するために問題傾向を分析し、ノウハウ、ハウツーの類」だってもちろん必要なことと分かりつつ、中身に、内容にグッと引きこまれると、気づいたら理論家の元の本を検索、購入し、読みふけってしまいます。
トランジション(ウィリアム・ブリッジズ)
初版はアメリカで30年弱ほど前のもの。
著者が年齢を重ねて見えてくる世界を追加して改訂版。
トランジション:古い状況から抜け出し、どっちつかずの混乱を経験し、それから新しい状況へと再び前進し始める、とても困難なプロセスそのもの。
(退職、解雇、転職、配置転換、離婚、離別、死別、病気、、など...)
あるある。
何かの終わり、停滞、収束、the end...の絶望のような、もう明るい未来はない、やってこないと、思える瞬間、時期、、、誰にでもにあると思います...
そのトランジションの超え方、超える意味というのを、これまで人生で学問理論として学んだこと、聞いたことはなく、ただ、自分でその時々をもがいてあがいて、過ごしていました。
強くしなやかに生きるとは、賢く生きるとは、
そういう誰しも避けられない様々なことを先人の知恵や考えにヒントを見出せる等、自分のなかに新しい引き出し、いろいろな引き出しを持つこと。だろうと思いました。自分自身の血肉となる学びのもつパワー。とでも言うのか。
違う角度から見たり、何か意味があるのだろうかと少し冷静に客観的になれたりすると、ラクに生きられることもあると、思います。
深呼吸し、また空を見上げられるようになるまでの一連のプロセスを、楽しもうという感覚、境地になれるなら、いいなあ。(究極)
ーーそんな場面、方々の並走者、サポーターにもなれるよう、精進します。
