今日は25w4d、妊婦健診でした。
「午前に健診に行くなら僕も行けるんだけどなー」と懇願されてから、嬉々としてついてくる夫です。(三人目の妊娠でパパさんが一緒に健診に来てくれるパターンは本当に少ないですよ!また来てくださいね!と先生に言われる人^^)
ただいま体重は4-5kg増あたりの54-55kgの間(身長166cm)。
尿検査、血圧、浮腫などの状態も問題なく、エコーに映る状態、測定から週数通りの成長と確認。内臓、心臓の動きとも順調。本当に有難いことです...
ただお腹のなかで、ただへその緒から栄養をとって、ただ細胞分裂を繰り返して、そしていつの間にか人間の姿になっているという奇跡。不思議。
誰がこんな不思議なシステムを作ったのだろうと、健診に行くたびに考え込んでしまう。お腹の大きなお母さんをたくさん見ながらどこか他人事のような、感覚。三人目だけど!
赤子は、手をゴソゴソと顔あたりで動かしていたために、顔の様子は詳しくは見えないものの、グルンと丸くなった姿勢では、頭(顔の前)と股(股間)がとても近くにあり、「男児」であることのアピールは毎回、欠かしません... ... ... ...ちゃんと「ついてます!」と。
担当の女医先生が「性別はもうご存知でしたね?」と再確認。YES
「先生、性別はふたり同性が続くと、三人目も続くような気がして」と聞くと、
「そうそう!そういう人多いですー。産み分けっていうけど、医者でもあれはもう未知の世界よ。神様の仕業よ。神様の!」と仰る。
「特に、三人目のお子さんの妊婦さんで、女女【女】、男男【男】と確定したとたんに、ガッカリして泣き出す方もいますよ!」とのこと(!)泣いちゃうとは!
「三人とは言わずとも、ご自身や家族で、女の子がいい、男の子がいいと強く思い過ぎるあまりに、違った時のショックを隠せない方はたくさんいますねー」と。
「私も女の子が4人続いて、それで5人目に男児だったのよー」と女医さんが仰るから、「え!?先生、今、な、何と??」「5人お子さんがいるんですか?」と聞くと、「6人なんですよー。女女女女男女」なのよー、とニコニコ仰る。
どう考えても同世代にしか見えない、眼鏡がよく似合う知的カワイイ先生!
「男の子が欲しかったんですか?」と思わず身を乗り出してしまい、「そりゃあ、違う性別も育ててみたかったのはあるけど、女児が4人続いた時には、さすがに自分でもびっくりでしたね~。で、5人目で男の子だったら、あまりにも周りが【男児が生まれるまで頑張ったのねー】と言うから、え!そういうわけでもないんだけど、とは思ったわ~。気づいたら、というか。変な話ね。」と高らかに笑う...気づいたら6人だった、みたいな。そ、そんな...
先生繰り返し
「妊娠や出産、どの性別、どんな体調、すべては神様が仕組んだことよ!」
さらなる聞き込みで(笑)、女医さんが1975年度の学年の42歳と分かり、衝撃。
6人のお母さん女医さん!きっと20代後半から30代すべては妊婦生活がほとんどだっただろうと想像しつつ、先生の軽やかな口調で私の中の何かが昇華されていくのがはっきりと分かりました。
先生が繰り返すには、
「思う性別とは違うと泣いていたお母さんも、産まれた後は皆さん性別なんてどうでもよくって。よかったよかったと、無事に産まれてきて幸せいっぱい。」とニコリ。
いろいろなお母さんの思い、家族の思い。
もちろん命の誕生を皆が喜んでいて、時には不安に見守り、順風満帆でもないハプニングも起こるけれども、その感情、気持ちのブレ幅を、これでもかと投げかけられ鍛えられる十月十日。病気の時とも一緒かも。感情の起伏、変化が起こり、自分の全神経が、自分のあらゆることに向いていく、感覚。生きるとは。生命とは。良きも悪きも。
何にも代え難い、またとない出来事に、つきまとういろんな感情のシャワーを有難く浴びさせてもらおうじゃないの。蛇口全開で。です。
