年末年始に長野県飯山市の戸狩温泉スキー場に来ました。豪雪地帯にはまったく縁がないので、見事に積もった雪にしみじみびっくりもしました。
リフトでこんな山の上の上から滑り降りる勇気も、転んでもまた立ち上がればいいさと挑戦する心も、すべてを全身でブルブル感じたはず。滑り降りた後の、二人の何とも言えない満たされた笑顔が新年最大級のギフトとなりました。
転勤族育ちの夫は、小さい頃、秋田の山奥のまちに住んだり、学生時代〜20代に北海道にいたために、スキー、スノボのウィンタースポーツができます。
私は24歳頃?大学院生の頃に一度だけ(!)スキーをしたことがあるのみ。大雪を見たのもそれが初めてでした。
次男坊はスポーツ幼児園で去年、スキー合宿経験者。2泊だけの体験合宿みたいなものですが、小さい身体には、すでに感覚が染み込んでいます。
長男はまったくの初体験、豪雪を見るのも初めて。
私は身重のため、ゲレンデ横のレストラン兼休憩棟から眺めて見ました。見ているだけでも本当に幸せで楽しい時間でした!たくさんの老若男女、家族連れで賑わい、上手な方の滑りは美しくて惚れ惚れします。
雪上の太陽光の反射は目がかなり痛くて、サングラス無しには開けられないほど。輝く雪の白と快晴の青空の美しさ、遠景の山々は力強く、まちは静かに穏やかに。
子どもたちは父さんの教えのもと、数回、初心者コースで練習すると、まったく出来ずに転んでばかりで涙が溢れていた長男も、間もなく、コツを掴んできました。
足をハの字にして〜、
内腿に重心かけて〜、
曲がるときは〜、止まるときは〜、
危ないと思ったら倒れ方は〜、、
なんて、私も口では言える!
ぜんぜん滑れないくせに!です。
そう、
頭で分かっていても、出来ない。
頭で分かっているから出来るような気になるけど、それはまったくの気のせい。
実際に痛く、悔しい思いもしながら、何十回と転ばないと本当に身につかない。
頭の理解(理想)と現実に、こんなにもギャップがあると、もがき苦しむ、、、
いろいろ学び、ああしたい、こうしたいと、頭の中の空想を現実にするか、できるかは、自分次第、行動あるのみと気づかされます。スムーズにいかないことの方が多々だろうし、ぜんぜん前に進んでいないように思えることもあるかも。
でも、小さなことでもいいから、動こう、理想あるも口ばっかりの人生なんてイヤだから〜、、とゲレンデでしみじみ誓いました。
リフトでこんな山の上の上から滑り降りる勇気も、転んでもまた立ち上がればいいさと挑戦する心も、すべてを全身でブルブル感じたはず。滑り降りた後の、二人の何とも言えない満たされた笑顔が新年最大級のギフトとなりました。
今年もよろしくお願いします!
斉田英子

