衝撃
フェイスブックのCOO、シェリル・サンドバーグ氏の「OPTION B」(日本経済新聞社)を読みました。
前著の「LEAN IN」(2013)は私にとっては当時、今回の本と違う衝撃があって、女性活躍にアメリカも相当に厳しい事情があることを含め、彼女の考え、行動力に感銘を受け影響された一冊です。
2016年3月退職当時、大学の研究室の本棚の数百冊の本の大半を、図書館に戻したり、在校生に残したり譲ったりして、東京にもってきたのは「たったのこれだけ」と厳選された本のなかの1冊でもあります。
オプションB:
友人の誕生日のお祝いに夫婦でメキシコに出向いた久々にのんびりした週末。金曜日の午後、子どもたちはカリフォルニアの自宅で両親にみてもらっていて、、、そんな本当に幸せな夫婦の休暇先。
プールサイドでのんびりしながら、シェリルは睡魔にウトウト、デーブ(夫)はジムに出かけた、そのジムで倒れて帰らぬ人になったという、どんなドラマでもあまりにも突然すぎる展開に話にならないくらいの衝撃。
こんなこともあるんだ と恐怖さえ。
夫の突然の死後、彼女に襲いかかる繰り返しの悲しみと喪失感は、「きわめて個人的な感情」で、「どういう状況にいて、どうやって立ち向かうかは、一人ひとりちがう」ことが彼女の体験から痛いほど理解でき、「当事者しか結局は分かり得ないこと」も認識しました。
その個人的な衝撃に出合ったとき、それでもその影響を多少でも自分でコントロールすることはできると彼女は経験を通して書いています。その一つひとつがどれだけのエネルギーなのだろうかと、、、
3つのPに陥らないことが大事:
自責化(Personalization)/自分が悪いのだと思うこと
普遍化(Pervasiveness)/ある出来事が人生のすべての側面に影響すると思うこと
永続化(Permanence)/ある出来事の余波がいつまでも続くと思うこと
→このサイテーな出来事は自分のせいだ、何もかもがサイテーだ、この先ずっとサイテーだ
ではなくて、
→自分ひとりでのせいではない、すべてではない、ずっとではない
と思うこと、思えること。
シェリルのような経験をしたひとに出合ったとき、私はどういう態度や言動をとればいいだろうか、
シェリルのような経験を実際にしたとき、私はどういうレジリエンスを発揮できるだろうか、
どの経験も、どれひとつとして同じものはなく、この彼女の記述をしっかり胸に刻んでおくと誓いました。
大なり小なり、今後いつか、「もうサイテー、何もかもうまくいかない、ぜんぜんいいことない、いつもそう、これからもそうに決まってる!」なんて、文句愚痴言うことがあるかも!?あるいは、そういうセリフを聞くこともあるかもしれないです。
でも、言ったとしても聞いたとしても、その次・どうする?・・・を創れるように。
