(よく家族で行った広木町のカフェ:江津湖近く)
週末に家族で、熊本に1泊2日の旅でした。
2016年3月に熊本を離れて、2週間後に熊本地震がありました。私は実家の父の見舞いや葬儀等で長崎⇔東京間は往復していたのですが、心身忙しく、熊本へは1年数か月ぶり。
11年住んだ、故郷ではないけれど故郷以上の想い出のまち。
NHK熊本放送局の移転に伴うイベントに夫が講演で呼ばれたことに着いて、家族で帰熊。
毎週のように熊本と東京を往復したあの日々が、走馬燈のように蘇りました。
よく頑張ってたなー・・・
空港を出た時の6月らしいムッとする気温は熊本(九州)ならでは。車内(レンタカー)の暑さはエアコンの風量をすでに「強」にして、なんとか涼しさを保つほど。太陽のエナジーが6月の東京のものとは大違い。
夫が仕事の間、長男が0歳~卒園まで、次男が1歳~3歳まで通った保育園へ。
ここは子どもの楽園。大人の楽園。息子たちも着くなり裸足。みんな裸足。
塀、門によじ登り、飛び降りたり、泥だらけで遊んで、天真爛漫。
長男は卒園まで過ごしたこと、春休みに一人旅で再会していたこともあり、溶け込み方がよりスムーズ。次男坊は3歳まで、しかも1年数か月振りの再会。照れでいっぱい、言葉数も少ない感じ。ワル次男とは別人物みたい![]()
でも自然と、また当時のように遊びだします。仲良しで元気いっぱい男子組のメンバー、レオ、エイタ、タイシ、ワト、、、、抱き合ってお昼寝をしていたチオリや、大好きな先生たち。みんなにギューっとされ、お帰りーと言われて、次男坊が、いつにない満たされた瞳をしているのを私は決して見逃しませんでした。
翌、日曜日は長男のクラスの大同窓会みたいになり、園庭でBBQ。
親子60人以上のにぎやかな時間を過ごしました。
私は当時、母子生活と仕事にアプアプ、ストレスもプレッシャーも抱え込んでいました。保育園のこと、園の係の仕事や行事の担当のことなど、ほとんど出来ませんでした。なので、5-6年保育園保護者をしていても、長男40人くらいのクラスの親子の顔と名前が一致したのは本当に後半も後半になってから![]()
保育園の場合、子どもの送迎で朝夕バタバタするので、意識しないと他のお母さんと話すことはありません。行事、イベント、係の仕事をすることで、ネットワークが広がります。
でも、そんな母子生活でも、「出来る人が出来ることをしたらいいよ」(できるしこ:熊本弁)の精神が園全体にあったことで、気持ちが救われ、孤独感を感じることはありませんでした。
その時の経験があるから余計に、私がいま出来ることは精一杯しようと心底、思えます。
何かの役に立つことがあるのなら、手を挙げてでもするという気持ち。
熊本の生活、経験を冷静に、俯瞰して、改めて振り返ることができました。だから、
私に与えられた役を誠実にやる。
自分から役を探し積極的に行動する。
助けてもらった分を私になりに返す。
そんなことを考えた旅でした。ありがとうございました。

