先日、出勤前(13:30頃に渋谷着)の夫と二人で銀座に出かけました。
お互い時間のある日を探して一緒に行こうと予定を立てました。
子どもたちが一緒の週末、4人で出掛ける目的地は子どもの希望優先。平日も、夫は出勤前に自宅で講演準備や依頼原稿の執筆等々、仕事が色々あります。私に至っては積極的に「空ける」と意識しない限りは、毎日のタイムスケジュールは真っ黒です。
夫婦の役割について、文献(古典)を読むなかで、1950-60年代に描かれた「夫婦」「家族」の分析が、今も私(たち)を分類していることに新鮮な驚きがありました。
例えば、社会人類学者のエリザベス・ボットの「都市の家族 夫婦役割と社会的ネットワーク」では、どの家庭も、
①分離的な夫婦:夫婦が互いに別々の関心を持ち、余暇時間も別に過ごし、互いの友人関係も別々。
②合同的な夫婦:多くの活動を一緒にする、家事も分担。
があると言います。この夫婦の役割は、夫婦のお互いがもつ外部の人間関係(友人、隣人、親類、クラブ、商店、職場等:ネットワーク)の強弱や多様性によっても変化する。。。と。
なんだかヤヤコシクなってきましたか
ボットが示した夫婦役割関係の分類のひとつ、【分散したネットワークをもつ合同的な夫婦役割関係】が、私たち夫婦に当てはまり↓
【私と夫には、互いにたくさんの友人知人(家族)とのつながりがありますが、今まで住んできた環境も違えば、学生時代から就職後の人間関係もまったく別な分、私の友人知人と、夫の友人知人同士が、互いに繋がっているわけではありません(分散したネットワーク)。そういう夫婦は、多くの活動を一緒にし家事も分担する(合同的な夫婦役割)。】というもの。
もちろん、ボットも、何度もくり返し、例外はあるし、当てはまらないこもあるし、、、と弁解しながらですが。
夫婦のカタチはパターン化できるほど単純にはいきませんが、居住地・居住環境、物理的・社会的移動(転勤等)の経験によっても、変化してくるというのはありますね。
どこに住むか、引っ越すか(自分の引っ越しもあれば、周囲の環境変化、転入出もある)、転勤が頻繁にあるか、転居先が選べるか選べないか、、、私の研究テーマで言うところの家族と居住(環境)。
夫婦(家族)のカタチに良し悪しはないですが、夫婦(家族)内部と外部との関係から、自分たち夫婦は今どんな感じ・・・?と冷静に俯瞰してみることは大事。
人生100年時代。いずれ迎える高齢期、子どもが巣立ったとき、夫婦ふたりになったとき、私たちはいったいどうかなーと。
ファミリーキャリアです![]()
●青山教室:1回 5/20(土) 15:30-17:00
『ファミリーキャリア入門 夫婦で考える家庭のこと、仕事のこと』
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1121498.html
*参加条件には、性別、年齢、既婚未婚、仕事の有無等の制限はありません。
*コーチングの視点を通してコミュニケーションについて学ぶことができます。
*事前に質問等も受け付けます、必要に応じて事後の質問も受け付けます。
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