国谷裕子キャスターが、23年間のクローズアップ現代を振り返って書かれています。
キャスターという仕事は何なのか、伝えることの難しさ、テレビ報道の難しさ、もちろんやりがいも含めて、とてもとても真摯に向き合ってこられたことを改めて知ることができました。
 
画面の向こうには何千万という人が見ていて、その何千万という価値観のなかに投げかける、言葉ひとつひとつを選ぶことの大変さ(!) 緊張感が半端ありません。。。
 
中央放送番組審議会の議事録のなかに、ある委員の意見として書かれていたという:
「ほとんどの問題は、単純な二項対立で描いてみてもその核心に迫るのは難しい。何についても賛成と反対の間には、無限のグラデーションがある。そして多くの視聴者の考えも、そのグラデーションの中で揺れ動いていると思う。」
 
無限のグラデーション。白か黒かの単純さをどう排除するか。or 白と黒を明示しながらも、グラデーション部分をどう描くか。白っぽくなるのか、黒っぽくなるのか。
社会のいろいろなことに、白黒はっきり分け解決できることはあまり無く、「正解」という正解もないような。
 
研究者(もの書き)としては、グラデーション部分を言葉にして言う、書く、の作業が得意だし、それが使命なのだと感じると同時に、立ち位置は、俯瞰・客観視の姿勢で、、、
とは言いながら、私が言ったり書いたりする、意味は?
悩ましいモンダイ。
「わたしらしさ」は何だろう?
「一番伝えたいことは何か」という軸を「らしさ」の中でことばに変換すること。
 
・・・仕事・・・何をするか、どんな姿勢で?ということを、深く考えた一冊でした(お勧め!)
 

 

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