夕方の渋滞もあり、のろのろ動いていたバスから東京タワーが見えて、子どもたちと
「嗚呼、帰ってきたね~」と言い合いました。大都会東京もまた、私たち家族の故郷になっているんだなと思った瞬間でした。
東京の空気は(あまり)美味しくはないけれど(苦笑)、半端ない活気があって、いろんな人生が重なり合っていて、好きです。
長崎への帰省中には隙間時間があるに違いないと期待していたのですが(!)、読みたい本を計4冊鞄に入れていたにもかかわらず、結局、読めのは文庫本一冊のみでした。
又吉直樹さんの火花。
なるほど面白かったです!といえば単純ですが、小説(学術本も?)、何万字のなかに思いがぎゅーっと詰まっていて、特に、風景描写、心理描写を文字で表現(当然^^)なので、日本語のスゴサ、複雑さを、しみじみ目の当たりにした感じ。
この描写、私には書けるかな?この日本語のことばひとつひとつを選択できるかな?・・・
日本語なのに。^^;
ひとつひとつ、見たり聞いたり、感じたことを、言葉に変換するためのたくさんの語彙を知っていたい、持っていたい、そのための読書なんだなーと思いました。
学術論文(評論)でも、「これは読ませるな~」と思う文は、ことばのチョイス(幅)がありますもんねー!今年はもっと小説を読もうと思います!
*NHK文化センター(横浜、町田、青山の各教室)での内容をアップしています。
参加お待ちしています!♪

