先月末に長崎の実父が静かに旅立ち、父の希望通り、小さなお別れ会をしました。
真面目で緻密な父の書斎は、(ほとんどすべてを取っている人なので)細かい書類で一杯で、そうはいえ、綺麗に整理されている様は圧巻。私も見習わなければと思うこと仕切りでした。
書斎に家中に、千冊以上は本があります。ドストエフスキー全集だの、イギリス文学アメリカ文学、思想哲学、ありとあらゆる古典もあります。芥川賞、直木賞、受賞モノの本も全部読んできた父。本に何を求めていたのかと聞けず仕舞いでしたが、病床でひとつだけは聞いておこうと思って聞いたことがあります。英語教師だった父ですが、「どうしてそこまでして(定年後もずっと、時間があればずっと書斎にこもって、英語を勉強し、専門雑誌に投稿したりしていたので)英語に関わるのか、そのモチベーションは何か」ということ。
一流と呼ばれるひとと競いたい
と答えました。
戦前生まれの父、旅行や移動が好きではない父が、外国旅行をするとか、ネイティブのひととたくさん触れるということはありませんでした。
でも、徹底した勉強というか研究から、綺麗な英語を使いこなすことにおいてはスペシャリストで、その意味で、「英語専門雑誌の編集部には、現地で生まれ育ったようなネイティブのひとが添削をしてくれるし読んでくれる。生きた英語、使える英語、本場一流の専門家からの評価を得たい」というモチベーションなのでした。
自分の(英語)レベルをあげるという強い意志は私にどれだけあるだろう。
しっかり丁寧な学びを続けていきたいと思います。
ところで、
日本男性のほぼ平均寿命で旅立った父を考えると、私もあと40年くらいの人生を、いかに長く健康で過ごすか、が大事で、夫と、どういう風に生きて、そして死んでいくかと話しました。
誰もが老いて死に向かっているわけで、それにはまったく逆らうことができません。自分の命の終わり方を考えることは本当に大事です。そのことを通して、いまからの余生をどう生きるかが見えてくるように思いました。ゴールがあっての逆算の方式。
さあさあ、春も待ち遠しい!しっかり歩みますよ!
息子たちは従姉妹たちとの時間を楽しんでいました。
姪っ子の10歳の誕生日をちょっと早めにしたり。
息子たちには、老いや死についてしっかり説明していましたので、十分理解していて、命を大切に毎日を過ごそうねと話し、ふたりとも深く頷きました。
