たぶん皆さんご存知の本田健氏。
氏の本を初めて手にとった理由は、こういう方=ビジネスマンであり、投資家等等の肩書きのある、なんだかスゴイ方!が、女性の働き方をどのように書いているのだろう、と思ったからです。
女性の活躍推進とのうたい文句を男性(政治家)が言うとき、グググと心に響くものはありません。
ワーキングマザー同士でこの話題になると必ず、「ほんと、ぜんぜん、分かってないよね」となり、そのゴールに到達するには、日本にはあまりにも複数の要因があり、ゴール到達をムズカシクするような土壌がしっかりあることに気が付くのです。
本田氏の本より、なるほどなーと再確認したのは:
「自分のコースを選ぶところから人生ゲームはスタート」しており、「仕事との距離で人生はまったく違うものに」なり、「どこまで仕事にエネルギーを注ぐかを決めておく」必要があること。
ただし、「どの仕事をするかで、年収は、ほぼ決まってしまう」ため、「人生のキャリアパスを設計する」ことが大切。
「仕事から離れるタイミングが来たらチャンス」だし、「家族の成長にあわせて、仕事の仕方を変え」たり、「夫婦関係と仕事について考える」ことは重要で夫婦・家族コミュニケーションが必須。
「38歳で女性の運命はだいたい決まると考え」、「あなたにとって、どんな人生が幸せか」に軸を置きながら、「本当に大好きなことを見つけましょう」、、、というメッセージを拾いました。
自分の時間とエネルギーをどう使うかは、人それぞれ違う。
専業主婦~バリバリのキャリアウーマンのそれぞれのコースでも、それぞれにメリットデメリットがあること。どちらが良い悪いではないこと。時間をどう使うか、それを自分で納得して「幸せ」な状態をつくれているかということ。仕事がプライベートを占拠するようなことにも警笛を鳴らしています。
人生を楽しむために時間を使いなさい。
本には、この大きなメッセージが、あらゆる角度から書かれていた気がします。
女性が働くこととどんな人生(結婚や出産や、、)を並行させるか・・
キャリアデザインについて、「ごく小さい頃に家庭で、あるいは中学校の進路指導などで教えてあげるといいのになと思います」との記述には深く共感しました。
息子たちにはすでに少しずつ話をしていますが、そういう社会(教育)に向けて、私はどうするかと考えています。
