■妻:30代 博士課程修了、大学勤務
夫:30代、博士課程修了、大学勤務、子なし(そろそろ考え出しているところ)
とても自立した二人の二地域居住は、熊本と福岡
「中学校の卒業アルバムには、外国で専業主婦をする」と書いたんですよーと笑いながら教えてくれました。専業主婦願望の彼女が、博士課程修了で学位を取得するまでに至ったとは、なんだか両極端
笑
「実母も専業主婦だったし(子どもの手が離れてからは、少し仕事を。でも基本は家事従事)、自分が今、仕事が楽しくて仕方なく、しかも夫と離れて暮らしているという事実は、まったく想定外」だったご様子。
大学3年生の時、教育制度の改変等から、ある特定分野の教師への関心が高まります。
教職課程の勉強を遅くに始めたがために大学院に進むこととし、またそこで出合った様々な関心事から、博士課程の道へ。その時々のキャッチの仕方が流石で、どんどん切り開いています。
夫婦ふたりとも理系の大学学部に所属していることと、若手としての雑務、業務も山積しているために、土日や夜時間に実験をし、論文を書くことも多々あるそうで、
だから、
「周り(仕事場のひと)が心配します・・・苦笑・・・『夫婦一緒に住むのがいい』、『中間の場所に住んだら?』などと言われるんですけど、そうだなあ、そろそろそういうのもアリかもしれないなあと思いはする程度です」とのこと。
「夫に経済的精神的に頼りすぎるのがイヤで、このご時勢、何があるか分からないし、自分のことは自分でしっかり考え、働き続けたい」と話す瞳はとってもキラキラ。
ちなみに、長く遠距離恋愛(九州や関西や東北方面と)もされた後の結婚。
夫に頼りすぎないで自立していたいという芯の強さはあるのですが、夫婦の信頼関係や互いの愛情の深さは、十分に話から伝わってきます![]()
彼女のもつ雰囲気はとても柔らかくしなやか。そして強い。
「ふだん、自分とは違う価値観、意見を持っているだろうと思うひとに意識して話を聞くようにしています」と言っていました。自分を俯瞰し、客観視する姿勢は凛としていてとても素敵でした。
旦那様とは月に3-4回、彼女が自家用車で会いに行く形。熊本と福岡の遠すぎない距離もいい具合なのかもしれません。
「こんな家族のカタチがあってもいいなって思うんです。将来、子どもにもそんな夫婦の後姿をしっかり見せたいなと思います」
凛々しい女性は美しい
