昨年度、熊本市内の7つの保育園にご協力いただいて二地域居住に関するアンケート調査を実施しました。改めてそのデータに見入っています。
アンケートを受け取った、お母さんのうち、
①ご夫婦のどちらかの仕事、キャリア形成等の都合により家族が別々の場所に住む経験がある(あった)人、 と
②その経験が一度もない人 の2パターンの用紙で記入を。
124通の回収(回収率30.2%)のうち、24通(人)が、経験者でした。ご自身は経験ない100名のうち、約半数の48名が、周囲に二地域居住者がいる、と答えました。
いま、自由記述を読み解きながら、いろいろ考えています。
(下記は、二地域居住未経験の100名のなかから一部)
(そのまま引用)
・年齢が高い方の否定的な意見を耳にすることが多く、なかなか理解を得るのは難しいことだと感じます。本人(家族)がそれでよしとするなら別にいいのではと個人的には思います。周囲のプレッシャーってなかなか大きいものです。私の会社は出張がものすごく多くて、いざ仕事を辞めて配偶者の居住地に行ったとしても、一緒に過ごせる時間なんて、元の居住地にいるのとかわからなかったりします。そんな現実を見てると二地域居住の選択がもっと前向きにとらえてもらえるような環境に待ってくれるといいのにと思います。(30代、子1人)
・家族は特に子供が小さいうちは一緒に住む、暮らすことを何より大切にすべきと思います。(30代、子2人)
・不倫を助長するのではないか。(30代、子3人)
・賛成、反対と個人の意見では決められないことのほうが多いのでは?特に子供がいると経済の負担や支援なんか考えることは二の次です。子どもの環境を親なら1番に考えます。(40代、子2人)
・個人的には家族が別々に生活することは良いとは思いません。特に子供が小さい時は一緒に過ごす時間は大事だと思っているからです。ですので基本的には反対です。でも、私自身も夫も転勤がありますので、通勤が難しい場合には、別々に暮らすことは条件が整うかに限らず、せざるを得ないことはあるかなと思っています。(40代、子2人)
・二地域居住については今ある仕事キャリアを続けられるという利点以外はあまりメリットはない様に感じます。子どもや夫婦間の負担が増えるだけというイメージです。しかし、現代の雇用のあり方からすると、自分の望む職に就くことは難しくもあるので、このように負担が増えると分かったいてもそうせざる人もいるのかなと思います。(30代、子1人)
自由記述のことばをNvivo10により解析(ワード頻出)をすると、こんな図形が出来上がります。
子ども、家族のことを第一に思う気持ちが多く、それには両親が揃っていること、同居であることがあげられる一方、仕事をしていると確かに別々に住む可能性があるんだという気持ちも否めず、迷いも。
しかし、そうなると、生活は大変(多くは女性側に負荷)になり経済的な負担感。
わたしの疑問/問い 等
・子どもがある程度大きくなったら家族が別々も有り得る、との意見が多かったが、子どもの年齢に因るのか?
・夫婦間コミュニケーションはどこまで成立しているか?
・家族のかたちに関して、意識レベルではン十年前と変わらない?