子育て支援クラブ『ベビコメ』では、お子さまに向けての「コメットさんのおはなし会」以外に、ママに向けても絵本を読んでいます。
5月の活動では、ママのリーディングとして、少しお時間をいただいて読ませていただきました。
その中の絵本『おかあさんはね』
おかあさんの子どもへの願い…愛がいっぱい詰まった内容です。
子どもをお腹に宿した時に願っていたのは、「元気に生まれてほしい」だけでした。
それが、生まれたら、早く寝返りを…早くはいはいを…早くお座りを…
早く歩いて…早くオムツ取れて…早くお話して…
と、同じ月齢の子と比べてはあせっていた自分を思い出します。
学校に行くようになると、テストの点数、運動能力。。。
この絵本は、おかあさんが子どもを想う本当の願い・祈りが書かれています。
あなたがないたりせずに きょうも わらっていられますように。
もっとちょうだい よりも どうぞっていえるやさしいこに なりますように。
あなたが ひとりぽっちじゃなく みんなでちからをあわせられますように。
「だいじょうぶだよ」っていってくれるおともだちがそばにいますように。
子どもの日々の成長を見守る中で、ふと忘れがちになってしまうことばかりですね。
子育てを終えた私が今、子どもに想うこと。
それは、いつも笑っていてほしいってことだけです。
私は、長男に対しての子育てに後悔を残しています。
後悔を残していてずっと苦しんでいたのです。
次男に対してはない後悔。。。
もっと、甘えさせてあげれば良かった…
厳しく接することが、子どものためになると信じていたのです。
それが、コンサートリーディングという音楽と絵本の世界を知って、後悔している自分を受け入れ、わたし頑張っていたんだねと認めてあげることができたのです。
そして、気持ちが楽になり、いつだったかお酒の力を借りたけど、長男にもそのことを伝えることができたのです。
絵本の力。
それが、私が音楽と絵本で子育て支援をしている理由です。
そして、私が子どもで母を想う時、母が私を心配して大事に思うからこそではありますが、管理子育てでした。
母が嫌いと思うこともたくさんありましたが、奥底には私への愛情があったことだと、今なら思えます。
そんなことに気づかせてくれた「おかあさんはね」です。
絵本て、本当に不思議。
感じとったいろんな感情や想いを大切にしたいと思います。
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