パパが倒れて、途方にくれた頃は、ネットで『脳幹出血』と検索して勉強したり、ブログやHPを読ませていただく毎日だった。


その頃は、同じ病気でブログをやっている人は少なく、唐突にメールさせてもらったりしていた。今にして思えば失礼な事だったと恥ずかしく思う。


必死だった。


意識も無い状態でこれからどうなるのか?・・・・








次第に、同じ病名でも、個々に全く違うと言う事も分かってきた。


悲しい事に、主人ほど重症な人は、見つけられなかった。
今思えば、その方たちも、ネット上に登場するまでは、大変な闘いをした後だったのではないだろうか?一番参考になったのは、ALSの方だった。この頃は、『もう、このままなんだな』と頭の半分はそういう想いが占めていた。






黙って、3年リハビリ頑張ってみなさい。


この言葉を信じて3年過ごした。周りは、良くなっていると言ってくれても、余り大きく変わらなかった。長くは生きられないだろうから、買い物や旅行など人間らしい事をしてやりたくて、あちこち連れて行った。全然恥ずかしくなかった。






いま、5年・・夏が来れば丸6年

急に改善してきている。歩けるようになるとかオムツが取れるとかは無いと思うけれど、話が通じる。てこぎ車椅子を頑張っている。






先を行っている方が、10年経つと改善スピードがUPすると言っていた。
それを信じて頑張っていこう。





近くに同じような人が多く居るような病気ではないので、ネットで繋がる方達の葛藤や工夫・改善を読ませていただくと、希望が持てる。私自身は、何の力にも成れないのが、申し訳なく思うほどだ。でも、私の始めのころの様にすがる思いでネットを見ている人がいるかもしれないから、この愚痴ブログでも、ボチボチ続けていこうと思う。





脳の病気は残酷で、時間が掛かるけれど、僅かづつ・・良くなる!
大切な事は、能動的に『闘う』って事だと思う。
手続きにしても、リハビリにしても、向こうからやってくるものではなく、こちらから開いていくしかない。

そう思う。



頑張っていきましょう!途中棄権は出来ないから。