IVAは、卵巣を片方摘出するという、結構大きな手術。

金銭面、入院期間など、なかなかハードルが高い手術でしたが

あの頃の私は、とにかくIVAしか妊娠する方法はないと思い込んでいました。

31歳まで普通に生理がきていたのに、32歳で早発閉経と診断された。

そのスピードに恐怖を感じ、一刻も早く卵巣を摘出して時を止めたい。

そう思っていました。

 

ローズ通院開始から1年弱経ち、ようやく排卵誘発法で卵胞発育したため

IVA適用対象となり(34歳)、手術を受けて卵巣を片方摘出&移植しました。

 

しかし、取り出した卵巣を調べた結果は残念なものでした。

検査用卵巣片から原始卵胞は確認できなかったとの事。

卵胞が育った卵巣なのに、そんなことがあるのか、と悲しくてたまらなかったです。

検査用卵巣片になくても、他の部位に有る可能性を説明されましたが

仮にあっても少ないんだろうな、と悲観的にならざるを得ませんでした。

 

その後の誘発で、ありがたいことに卵胞が育ちましたが、

IVAではなく、摘出しなかった方の卵巣が頑張ってくれたようです。

 

時を戻せるなら、IVAは受けないだろうなぁ。

あの時はそれが最善だと思って決めたことだけど、

結果的に言えば、卵巣を摘出せず、薬で誘発するのが良かった気がする。

 

(ちなみに、決して治療法を否定している訳ではありません。

IVAで効果が出た方もいらっしゃるようですし、

あくまで私のケースは、ということです。)