前日1月14日に大陽線になった【5216 倉元製作所】は、今日1月15日も大幅上昇を期待したトレーダーもいたと思いますが、今日は一転して方向感のない値動きでした。
個人トレーダーの不安と期待が入り混じった心理を、よく反映した値動きだったと思います。
寄り前はギャップアップかギャップダウンかはっきりしない状態でしたが、寄り付き直前に買いが優勢となり、ギャップアップしました。
しかし、特別買い気配になって大幅高になるかと思いきや、9:00:24には322円で早々に寄り付いてしまいました。
そして、すぐに売り注文が続いて急落し、2分後には300円の節目を割ってしまいました。
ところが、すぐに300円の節目を回復すると、どんどん上昇していって、あっという間に322円の始値も超えて陽線になりました。
しかし、陽線になったのもつかの間、すぐに反落すると、9:30には10万株を超える売り注文が出て、300円の節目を割って急落しました。
ところが、またもやすぐに300円の節目を回復すると、どんどん上昇していって、9:51にはまたも322円の始値も超えて陽線になりました。
しかし、始値を超えた直後に、3万株ほどの売り注文が出たのをきっかけに、またもや急落して、2分後にはまたも300円の節目を割ってしまいました。
結果的には、300円割れと、322円の始値の間を往復するレンジ相場でした。
・まだまだ上昇が続くなら置いていかれたくないから、上がり始めるとみんな飛びつく。
・そろそろいつ暴落してもおかしくないと不安だから、下がり始めると売りが殺到する。
という、相反する心理が反映した値動きだったと思います。