2日連続で寄らずのストップ高が続いていた【4588 オンコリスバイオファーマ】、今日4月11日(木)にようやく寄り付きましたね。
さすがに急騰しすぎで、ここらで利益確定の売りが出ると思って、空売りを狙いました(^^)
なお、【4588 オンコリスバイオファーマ】は貸借銘柄ではありませんが、SBI証券では手数料(HYPER料)を支払うことで空売り(HYPER空売り)ができます。
今日のHYPER料は1株あたり27.5円と、けっこう大きな金額でした(^^;
・・・ですが、今日の【4588 オンコリスバイオファーマ】は、空売りは難しかったですね。
日中の値動きを見ると、5回、空売りを仕掛けられるチャンスがありました。
まず、前場です。
① 9:21~9:22
寄り付きから急上昇して、一気に3765円のストップ高まで到達しましたが、ストップ高におよそ28万株の厚い売り板があって、張り付かずに、急反落してきました。
その時点で、空売りを仕掛けても良かったと思います。
その後は、3475円の始値まで下落しましたが、反発してしまいました。
② 9:59
三角持ち合いが収束した後、下にブレイクした時点で、空売りを仕掛けても良かったと思います。
その直前に、いったん上にブレイクしかけていましたが、それがダマシになっていたので、下落しやすい状況でした。
その後は、一気に3235円まで急落して、大きな含み益になったと思います。
しかし、そこから急激に反発して、結局、元に戻ってしまいました。
続いて、後場です。
③ 12:42~12:53
昼休みの後、寄り付き直後は下に行く素振りを見せましたが、急反発して、一気にストップ高寸前の3760円まで上昇しました。
しかし、ストップ高には届きません。
いったん急落しかけた後、再び上昇しましたが、ストップ高近くで揉み合いになってしまって、やはり、ストップ高には届きません。
おそらく、多くのトレーダーが、ここで一気に数十万株の大口買いが出てストップ高に張り付くことを期待していたと思います。
しかし、大口買いが出ない、となると、期待していた人たちの失望売りが出やすい状況ですので、ここで空売りを仕掛けても良かったと思います。
その後は、3530円まで下落しましたが、大引けにかけてはまたも反発して、結局、元に戻ってしまいました。
④ 14:12~14:33
3530円から3730円まで、直線的に上昇しましたが、3765円のストップ高には届かずに、横ばいになってしまいました。
上昇トレンドを割って、次第に上値を切り下げてきた時点。
または、いったん3710円まで上昇しかけるも、すぐに反落した時点で、空売りを仕掛けても良かったと思います。
すると、その直後の14:34に、大量の売り注文が出て、3510円まで一気に暴落しました!
ところが、その後は一気に買い注文が出て、わずか2分で、元に戻ってしまいました。
⑤ 14:39~14:47
14:34のフラッシュ・クラッシュもあり、大引けにかけて手仕舞いの売りが出やすい状況です。
14:35~14:36の急反発で、「もしかしたらストップ高に張り付いて引けるのか!?」と考えるトレーダーもいたと思います。
もしそうなら、一気に大口買いが出て、ストップ高に張り付かせるでしょう。
しかし、3690円までしか上昇せず、揉み合いになってしまいました。
その時点で、空売りを仕掛けても良かったと思います。
その後は、やたらボラティリティが大きく、値動きが激しかったのですが、大引けまで急落して、結局、3395円で引けました。
1日の値動きを振り返ってみますと・・・
下落しても何度も元に戻ってしまったので、空売りで利益を獲るのは難しかったと思います。
結果論で言えば、大引けの直前、⑤の時点になってから空売りを仕掛けたら、利益になっていました。
④の時点での仕掛けは、残り30分を切っていましたので、そのまま下落して引けることも多いです。
しかし今回は、わずか2分で急反発したので、判断は難しかったと思います。
終わってみれば、3765円のストップ高に届いたのは、寄り付き直後の9:20だけでした。
ストップ高には、ずっと厚い売り板が残っていましたので、「いざとなれば張り付く前に逃げられる」と考えて、リスクを取っても良かったかもしれません。
3765円で逆指値を設定すれば、①~④のどこかで空売りを仕掛けても、大引けまで空売りのポジションを持ち続けていられました。
ただ、数十万株の大口買いが一気に出ることも想定すると、3700円あたりまで戻ってきたら、空売りは手仕舞いしておいた方が安全だったと思います。